ふらっと入った楽器屋さんで、かなりレアなスペインの工房 Soulezza(ソレッツァ)のセミアコタイプを中古で発見し、試奏してきました。一言でいうと「ちっちゃいフルアコ」のような鳴り。ヘッドレスで箱系の音を探している人にはぴったりの、知る人ぞ知る選択肢です。
30秒の結論
- 数少ない「箱系ヘッドレス」専門の工房(ヘッドレスのフルアコ/セミアコを製作)。
- 小型なのにしっかり太い音・広いダイナミクスレンジ。ちっちゃいフルアコのような印象。
- 値段はそこまで高くない=国内新品60万円前後・工房直オーダーならさらに安く(要レート確認)。
- アバークロンビー/ストーウェル/リオーネル・ルエケのシグネチャーモデルあり。
Soulezza Guitars とは
スペインのギター工房です。公式モデルとしてヘッドレスのフルアコ・セミアコを製作しています。なかなか他にはない「箱物のヘッドレス」なので、探している人も多いはず。ジョン・アバークロンビー、ジョン・ストーウェル、リオーネル・ルエケといったジャズギタリストのシグネチャーモデルが出ていることでも、その筋では知られています。
試奏した印象――小型なのに太い
実物を弾くのは初めてでしたが、小型とは思えないほどしっかりした太い音と、ダイナミクスレンジの広さがありました。「ちっちゃいフルアコ」という表現がいちばん近いと思います。
正直な注意点もひとつ。セミアコタイプは思いのほか重く感じました。ボディは小型なのに厚みがあり、座奏で体に当たる部分が痛かった――おそらくストラップを使えば解決する類のものです(座奏でもストラップは使うべき、という話はアクセサリー編でいつも言っているとおり)。印象自体はかなり良かったので、フルアコタイプもぜひ触ってみたいところです。
試奏動画
セミアコタイプの試奏です。Fender Bassman にアンプ直で弾いています。
Soulezza の価格(直オーダーという手も)
- 今回の中古個体=40万円弱。中古はめったに出回らないので、見つけたらチャンスです。
- 国内の新品=60万円前後で販売されているようです。
- 工房への直接オーダー=モデルにより約2,850ユーロ+送料185ユーロ程度(※執筆時のレートで合計40万円強の計算でした。ユーロのレートと現行価格は要確認)。
私が買うなら、少し手間でも工房と直接やり取りします。海外工房とのやり取りは英語メール+翻訳ソフトで十分いけます(Moffaのオーダー実録も参考に)。ルシアー系の中では値段もそこまで高くないので、箱系ヘッドレスの本命候補として覚えておいて損はありません。
どんな人に向くか(ヘッドレス勢の中での位置づけ)
ヘッドレスの主な選択肢と比べると――ソリッド系の万能機ならKiesel、ルシアーの美しさならMoffa(Hera=セミアコヘッドレス)、そして「ヘッドレスで、ちゃんと箱の音が欲しい」ならSoulezza、という整理になります。ヘッドレス全般のメリット・注意点はヘッドレスギターについてへ。
よくある質問(FAQ)
Q. Soulezza Guitars とは?
A. スペインのギター工房で、ヘッドレスのフルアコ・セミアコという珍しいジャンルを製作しています。ジョン・アバークロンビーやジョン・ストーウェル、リオーネル・ルエケのシグネチャーモデルがあることでも知られます。
Q. 音はどんな感じ?
A. 「ちっちゃいフルアコ」という印象です。小型ボディとは思えない太い音と、広いダイナミクスレンジがあります。ヘッドレスで箱系の音を探している人にはぴったりです。
Q. どこで買える?値段は?
A. 国内流通は少なく、新品で60万円前後。中古はめったに出ません(見つけたらチャンス)。工房への直接オーダーも可能で、執筆時レートでは送料込み40万円強の計算でした。英語メール+翻訳ソフトで問い合わせできます。
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ヘッドレス選び、相談に乗ります
大阪・西区(南堀江・桜川)の教室にはKieselとMoffaのヘッドレス実機があります。Soulezzaを含めた「どれが自分向きか」の相談、海外工房とのやり取りのコツも、経験ベースでお手伝いできます。