オープントライアド|三和音を”開いて”弾く、ソロとコードワークの新しい響き

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◀ 前提:4和音の基本フォーム+root37テンションコードの求め方とフォーム / ▶ 次に開く:ドロップ2ボイシング | トライアドペア入門(準備中) | 🗺 全体地図

オープントライアドのゴールは「フォームを全部暗記する」ことではありません。三和音(トライアド)を“開いた”形で指板に置けて1コードを上下できてソロやコードワークのアイデアとして使えることです。前提が2つ、やることは6つ。

前提=4和音の基本フォームと、テンションコード(テンションの方が一般的なので、そちらが先)。そのうえで:

  1. 作り方=クローズド(ドミソ)の真ん中の音を1オクターブ上げる
  2. メジャーの12フォーム(どの音を一番下に置くか=3つの転回×弦セット)を、一覧の順に
  3. マイナー=3度を1フレット下げるだけ(マイナーは11フォーム)
  4. 練習の型=1コードを上下(フォームの3音→スケールで下降=譜例A)
  5. 2-5-1で使う(Dm7→G7→CM7=譜例B)
  6. スタンダードで使う(All The Things You Are=譜例C・D。アプローチノートと組み合わせる)

やらないこと(引き算):

dim・sus・augのトライアドは今は覚えない——レッスンで触れる程度。メジャーとマイナーだけ
トライアドペアを先にやらない——オープントライアドの後でも遅くない
必須だと思い込まない——バップスタイル(ビバップ流のソロ)だけなら知らなくても弾ける。ギターとして面白い引き出しとして。

📍 このページの目次: なぜテンションの後・ドロップ2の前か 手順:6ステップ 🗂 メジャー12 🗂 マイナー11 🎼 譜例A〜D 🎸 今日の練習 ✅ 到達チェック FAQ 2回目からは「🎸 今日の練習」へ直行でOK。

なぜ「テンションの後・ドロップ2の前」なのか(30秒だけ理屈)

順番でいえば、テンションの方が一般的です。バップスタイルで弾くだけなら、オープントライアドは知らなくても弾けます。だから必須の並びとしてはテンションが先。それでもここに置くのは、ギターとして面白く、レッスンでも好評だからです。

大倉の断言:現代のギターでは非常に有効で、よく使われている形です。昔はギタリストがあまり使わなかった。レッスンで取り上げると、生徒さんはみんな「バッハみたい」「クラシック音楽みたい」という印象を持ちます。私自身よく使うので、興味を持ってやる人が多い——ピアニストは片手で弾きにくいのであまり使わない、どちらかというとギタリスト向きの形です。── 大倉(講師歴20年)

手順:6ステップ(この順番で)

⚠ やりがちな無駄練習:「フォームを覚えたら終わり」。合格の目安は、各フォームを覚えたうえで、サンプルのフレーズをソロに入れられたところです(テンポは問いません)。だから練習の型は「フォームの3音→そのままスケールへ」(【4】)。フォームだけで止めず、必ずスケールと繋げます。

【1】作り方=クローズドの「真ん中の音」を1オクターブ上げる

言葉の整理から。クローズドボイシング=1オクターブ以内に音が配置されたもの、オープンボイシング=1オクターブ以上にハーモニーが広がったもの。クローズドのトライアドは、ドミソ・ミソド・ソドミの3つ(3つの転回)。これをオープンにするには、真ん中の音を1オクターブ上げると考えます。ドミソなら真ん中のミを上げて、下からド・ソ・ミ。逆に「下げる」と考える人もいますが、結果は同じなので分かりやすい方で。

クローズド(密集) 1オクターブの中に3音 R 3 5 真ん中の音(ミ・3度)を 1オクターブ上げる オープン(開離) 1オクターブ以上に広がる R 5 3ミ(↑1oct)

この図の要点:3音のうち真ん中(3度)だけが1オクターブ上へ。音の名前は変わらず、並びが「開く」だけ。これを3つの転回形(ドミソ/ミソド/ソドミ)それぞれに当てると、下から「R→5→3」「3→1→5」「5→3→1」の3種類のオープントライアドになります。

【2】メジャーの12フォーム——3つの転回×弦セット

レッスンで配っているフォーム表をもとにした12形です。図は横型(上が1弦・下が6弦)で、ルート=赤3度=金、5度=紺。記号は R=ルート、△3=長3度、♭3=短3度、p5=完全5度。フレット番号はCで押さえた場合、形はそのまま平行移動できます。同じ転回形で弦セット違いの形が複数ありますが、複数あるフォームはどちらもよく使います。番号(フォーム①〜⑫)はこのページの便宜上の順番で、教室で決めている番号ではありません。

フォーム① 5-4-2弦・基本形(R→5→3)

1 2 3 4 5 6 × × × 3fr 4fr 5fr 6fr 7fr R p5 △3

Cで:5弦3fr=R/4弦5fr=p5/2弦5fr=△3

フォーム② 5-3-2弦・第1転回(3→1→5)

1 2 3 4 5 6 × × × 5fr 6fr 7fr 8fr 9fr △3 R p5

Cで:5弦7fr=△3/3弦5fr=R/2弦8fr=p5

フォーム③ 5-3-1弦・第2転回(5→3→1)

1 2 3 4 5 6 × × × 8fr 9fr 10fr 11fr 12fr p5 △3 R

Cで:5弦10fr=p5/3弦9fr=△3/1弦8fr=R

フォーム④ 5-4-2弦・第1転回(3→1→5)

1 2 3 4 5 6 × × × 7fr 8fr 9fr 10fr 11fr △3 R p5

Cで:5弦7fr=△3/4弦10fr=R/2弦8fr=p5

フォーム⑤ 6-4-3弦・第2転回(5→3→1)

1 2 3 4 5 6 × × × 2fr 3fr 4fr 5fr 6fr p5 △3 R

Cで:6弦3fr=p5/4弦2fr=△3/3弦5fr=R

フォーム⑥ 6-4-3弦・第1転回(3→1→5)

1 2 3 4 5 6 × × × 10fr 11fr 12fr 13fr 14fr △3 R p5

Cで:6弦12fr=△3/4弦10fr=R/3弦12fr=p5

フォーム⑦ 6-5-3弦・基本形(R→5→3)

1 2 3 4 5 6 × × × 8fr 9fr 10fr 11fr 12fr R p5 △3

Cで:6弦8fr=R/5弦10fr=p5/3弦9fr=△3

フォーム⑧ 4-3-1弦・基本形(R→5→3)

1 2 3 4 5 6 × × × 10fr 11fr 12fr 13fr 14fr R p5 △3

Cで:4弦10fr=R/3弦12fr=p5/1弦12fr=△3

フォーム⑨ 4-2-1弦・第1転回(3→1→5)

1 2 3 4 5 6 × × × 1fr 2fr 3fr 4fr 5fr △3 R p5

Cで:4弦2fr=△3/2弦1fr=R/1弦3fr=p5

フォーム⑩ 6-4-2弦・第2転回(5→3→1)

1 2 3 4 5 6 × × × 1fr 2fr 3fr 4fr 5fr p5 △3 R

Cで:6弦3fr=p5/4弦2fr=△3/2弦1fr=R

フォーム⑪ 4-2-1弦・第2転回(5→3→1)

1 2 3 4 5 6 × × × 5fr 6fr 7fr 8fr 9fr p5 △3 R

Cで:4弦5fr=p5/2弦5fr=△3/1弦8fr=R

フォーム⑫ 4-3-1弦・第1転回(3→1→5)

1 2 3 4 5 6 × × × 2fr 3fr 4fr 5fr 6fr △3 R p5

Cで:4弦2fr=△3/3弦5fr=R/1弦3fr=p5

見方のコツ:どの形も「下からR→5→3」「3→1→5」「5→3→1」のどれか。指板上では隣り合わない弦を1本飛ばして押さえる形が多くなります。

【3】マイナー=3度を1フレット下げるだけ(11フォーム)

マイナートライアドは、メジャーの各フォームで3度(金)を1フレット下げるだけ。基本は同じ操作なので、別のフォームとして覚え直す必要はありません。ただし5-4-2弦の第1転回(フォーム④)はマイナーでは使いません6-4-3弦の第2転回(フォーム⑤)はマイナーではトップ(ルート)を2弦に置きます(6-4-2弦の第2転回・フォーム⑩mと同じ押さえ)。下は、マイナー11フォーム(Cm)です。

フォーム①m 5-4-2弦・基本形(R→5→♭3)

1 2 3 4 5 6 × × × 3fr 4fr 5fr 6fr 7fr R p5 ♭3

Cで:5弦3fr=R/4弦5fr=p5/2弦4fr=♭3

フォーム②m 5-3-2弦・第1転回(♭3→1→5)

1 2 3 4 5 6 × × × 5fr 6fr 7fr 8fr 9fr ♭3 R p5

Cで:5弦6fr=♭3/3弦5fr=R/2弦8fr=p5

フォーム③m 5-3-1弦・第2転回(5→♭3→1)

1 2 3 4 5 6 × × × 8fr 9fr 10fr 11fr 12fr p5 ♭3 R

Cで:5弦10fr=p5/3弦8fr=♭3/1弦8fr=R

フォーム⑤m 6-4-2弦・第2転回(5→♭3→1)

1 2 3 4 5 6 × × × 1fr 2fr 3fr 4fr 5fr p5 ♭3 R

Cで:6弦3fr=p5/4弦1fr=♭3/2弦1fr=R
※マイナーはトップ(ルート)を2弦に置く=6-4-2弦・第2転回(フォーム⑩m)と同じ押さえ

フォーム⑥m 6-4-3弦・第1転回(♭3→1→5)

1 2 3 4 5 6 × × × 10fr 11fr 12fr 13fr 14fr ♭3 R p5

Cで:6弦11fr=♭3/4弦10fr=R/3弦12fr=p5

フォーム⑦m 6-5-3弦・基本形(R→5→♭3)

1 2 3 4 5 6 × × × 8fr 9fr 10fr 11fr 12fr R p5 ♭3

Cで:6弦8fr=R/5弦10fr=p5/3弦8fr=♭3

フォーム⑧m 4-3-1弦・基本形(R→5→♭3)

1 2 3 4 5 6 × × × 10fr 11fr 12fr 13fr 14fr R p5 ♭3

Cで:4弦10fr=R/3弦12fr=p5/1弦11fr=♭3

フォーム⑨m 4-2-1弦・第1転回(♭3→1→5)

1 2 3 4 5 6 × × × 1fr 2fr 3fr 4fr 5fr ♭3 R p5

Cで:4弦1fr=♭3/2弦1fr=R/1弦3fr=p5

フォーム⑩m 6-4-2弦・第2転回(5→♭3→1)

1 2 3 4 5 6 × × × 1fr 2fr 3fr 4fr 5fr p5 ♭3 R

Cで:6弦3fr=p5/4弦1fr=♭3/2弦1fr=R

フォーム⑪m 4-2-1弦・第2転回(5→♭3→1)

1 2 3 4 5 6 × × × 4fr 5fr 6fr 7fr 8fr p5 ♭3 R

Cで:4弦5fr=p5/2弦4fr=♭3/1弦8fr=R

フォーム⑫m 4-3-1弦・第1転回(♭3→1→5)

1 2 3 4 5 6 × × × 1fr 2fr 3fr 4fr 5fr ♭3 R p5

Cで:4弦1fr=♭3/3弦5fr=R/1弦3fr=p5

【4】練習の型=1コードを上下(譜例A:Aの4フォーム+スケール)

練習は1コードを上下します。譜例Aは、Aのオープントライアドを4つの形で弾き、そのままAメジャースケールで降りる型(テンポの指定はありません)。1小節目=6-5-3弦の基本形(フォーム⑦)、2小節目=5-4-2弦の第1転回(フォーム④)、3小節目=5-3-1弦の第2転回(フォーム③)、4小節目=4-3-1弦の基本形(フォーム⑧)。フォームの3音で終わらせず、必ずスケールへ繋ぐのがポイントです。

紺=コード/金=使うフォーム(このページのフォーム番号・mはマイナー) 1弦 6弦 1 A ⑦ 6-5-3 基本形 →スケール↓ 5 7 6 4 7 6 4 7 2 A ④ 5-4-2 第1転回 →スケール↓ 4 7 5 7 6 4 7 6 3 A ③ 5-3-1 第2転回 →スケール↓ 7 6 5 4 7 5 7 6 4 A ⑧ 4-3-1 基本形 →スケール↓ 7 9 9 7 5 9 7 5

譜例A(Aで4フォーム):紺=コード、金=使うフォーム番号。各小節、3音のあと同じポジションでスケールを下降します。Cで同じことをするのが「今日の練習」です。

【5】2-5-1で使う(譜例B:Cの2-5-1)

コード進行の中では、各コードのトライアドを開いた形で置いてから、スケールへ。Dm7ではDmの5-4-2弦・基本形(フォーム①m)、G7ではGの4-3-1弦・基本形(フォーム⑧)、CM7ではCの5-4-2弦・基本形(フォーム①)4-3-1弦・第1転回(フォーム⑫)。譜例では、7thコードでもトライアドの3音だけで作っています。

紺=コード/金=使うフォーム(このページのフォーム番号・mはマイナー) 1弦 6弦 1 Dm7 ①m →スケール 5 7 6 5 7 5 4 7 2 G7 →スケール 5 7 7 5 8 6 5 7 3 CM7 →スケール 3 5 5 3 5 4 2 5 4 CM7 →スケール 2 5 3 6 5 3 5 4

譜例B(Cの2-5-1):Dm7=フォーム①m→スケール、G7=フォーム⑧→スケール、CM7=フォーム①→スケール、4小節目はフォーム⑫→スケール。フォーム番号は上の一覧と対応しています。

【6】スタンダードで使う(譜例C・D:All The Things You Are)

アプローチノートを足すのもありです。譜例Cは、各コードのトライアドの3度を半音下から飾ってから開いた形を弾く型(Fm7・B♭m7・E♭7・A♭M7)。譜例Dは、フォームの3音を先に弾いてからアプローチを混ぜてスケールで降りる型。ルバート(テンポを固定せず自由に弾くこと)でメロディに合わせるときや、ソロ・ソロギターのアイデアとして、この響きが効きます。

紺=コード/金=使うフォーム(このページのフォーム番号・mはマイナー) 1弦 6弦 1 Fm7 ♭3↔アプローチ ①m 9 8 9 10 8 10 8 9 2 B♭m7 ♭3↔アプローチ ⑧m(5度は2弦) 9 8 9 6 8 6 6 9 3 E♭7 3↔アプローチ 8 7 8 8 6 8 6 8 4 A♭M7 3↔アプローチ 8 7 8 8 6 8 7 8 1弦 6弦 5 D♭M7 3度からスケール↓ 6 5 6 4 6 5 3 6 6 G7 →スケール 5 7 7 5 8 6 5 7 7 CM7 着地 5 8

譜例C(All The Things You Are その1):Fm7=フォーム①m、B♭m7=フォーム⑧m(5度は2弦で押さえる形)、E♭7=フォーム①、A♭M7=フォーム⑧を、3度(短3度)の半音下からのアプローチで飾る。D♭M7は3度からスケールで下降、G7=フォーム⑧→スケール、CM7のEで着地して休符。

紺=コード/金=使うフォーム(このページのフォーム番号・mはマイナー) 1弦 6弦 1 Fm7 ①m →スケール 8 10 9 8 9 8 10 8 2 B♭m7 ⑧m →スケール 8 10 9 8 9 6 9 8 3 E♭7 ①+アプローチ →スケール 6 8 8 7 8 6 8 6 4 A♭M7 ⑦+アプローチ →スケール 4 6 5 4 5 3 6 5 1弦 6弦 5 D♭M7 ①+アプローチ →スケール 4 6 6 5 6 4 6 5 6 G7 ⑦+アプローチ →スケール 3 5 4 3 4 2 5 3 7 CM7 ①+アプローチ →スケール 3 5 5 4 5 3 5 4 8 A→G 2 5

譜例D(All The Things You Are その2):Fm7=フォーム①m、B♭m7=フォーム⑧m、E♭7=フォーム①、A♭M7=フォーム⑦、D♭M7=フォーム①、G7=フォーム⑦、CM7=フォーム①。E♭7以降はフォームの3音のあとにアプローチノートを混ぜてスケールで降り、最後はA→Gで終わります。

sus・dim・augについて:同じ「開く」発想で、sus4・dim・augのトライアドにもオープンの形はあります。レッスンでは触れていますが、このページはメジャーとマイナーだけ。sus4は4度を積んだ浮遊感のある響きで、ペンタトニック系のコードワークで出会います。「こんな形もある」と知っておけば十分で、深く知りたい人はレッスンで扱います。

大倉の断言:順番は、オープントライアドが先。トライアドペアは後でも遅くない

「トライアドペアに関しては、オープントライアドとかその辺を勉強してからでも遅くない」。2つのトライアドを組み合わせる前に、1つのトライアドを指板の上で自由に開けるようにしておく——その土台がこのページです。

── 大倉(大倉ギター教室・講師歴20年)

🎸 今日の練習(これ1つだけ)

1コードを上下する。Cで一覧の最初のフォームから順に、フォームの3音を弾いたら、そのままCメジャースケールで下降する(譜例Aの型。譜例AはAで4フォーム)。12フォームまで行ったら、同じことをCmで(3度を1フレット下げる。5-4-2弦の第1転回は飛ばし、6-4-3弦の第2転回はトップを2弦へ)。

テンポ 指定はありません。音を確かめながら、止まらずに
確認 各フォームで「ルート・3度・5度がどの弦か」を口に出して言えたか/フォームからスケールへ切れ目なく繋がったか
できたら明日は 譜例B(Cの2-5-1)→ 譜例C・D(All The Things You Are)。このページをブックマークして、明日もここから始めましょう。

✅ これができたら次(ドロップ2)へ

合格の目安=各フォームを覚えたら+サンプルのフレーズをソロに入れられたら。テンポの指定はありません。

  • ☐ 作り方(クローズドの真ん中の音を1オクターブ上げる)を言える
  • ☐ メジャー12フォームを、Cで一覧の順に押さえられる
  • ☐ マイナー11フォームを、3度を1フレット下げて押さえられる
  • ☐ 1コードを上下(フォームの3音→スケール)が、止まらず弾ける
  • ☐ 譜例B(Cの2-5-1)を通せて、譜例C・Dのフレーズを1つ自分のソロに入れられた
  • ☐ 入れたフレーズが、曲の中で音楽的に鳴っている(3音を並べただけになっていない)
    └ ※最後の項目だけは、録音しても自己判定が難しい部分です。開いた響きは「バッハみたい」に聞こえることもあれば、ただ音が飛んだだけに聞こえることもあり、その境目は自分では聴き分けづらいもの。

私自身、ルバートでメロディに合わせるときは、このオープントライアドをよく使います。上のチェックの最後の一つ、サンプルのフレーズがソロの中で音楽的に鳴っているかは、聴かせてもらってからその日のカルテに書いています。

▶ 実際のカルテ(ジャズ経験者の例)を開いてみる

よくある質問(FAQ)

Q. オープントライアドとは何ですか?

A. トライアド(3和音)の真ん中の音を1オクターブ上げて、1オクターブ以上に広げた形です。クローズド(ドミソ)と音は同じでも響きが開きます。ギターでは現代の奏者がよく使い、レッスンで取り上げると「バッハみたい」「クラシック音楽みたい」という感想が多い形です。ただし押さえられることと、曲の中で音楽的に鳴ることは別で、そこは自分では判断しづらい部分です。

Q. テンションコードより後にやる理由は?

A. テンションの方が一般的だからです。バップスタイルで弾くだけなら、オープントライアドは知らなくても弾けます。それでも取り上げるのは、ギターとして面白く、レッスンでも好評だから。順番としては4和音の基本フォーム→テンション→オープントライアド→ドロップ2です。

Q. マイナーのフォームはどう作りますか?

A. メジャーの各フォームの3度を1フレット下げるだけです。基本は同じ操作なので、別に覚え直す必要はありません。ただし、5-4-2弦の第1転回はマイナーでは使わず、6-4-3弦の第2転回はトップを2弦に移します。このページのマイナー11フォームも同じ作り方です。押さえられても、曲の中でどの形を選ぶかは慣れが要ります。

Q. sus4やdim、augのトライアドもやりますか?

A. レッスンでは触れていますが、このページではメジャーとマイナーだけに絞っています。sus4は4度を積んだ浮遊感のある響きで、ペンタトニック系のコードワークで出会います。「こんな形もある」と知っておけば十分で、深く知りたい人はレッスンで扱います。

Q. トライアドペアとの関係は?

A. トライアドペアは、オープントライアドなどを勉強してからでも遅くありません。順番としてはこのページが先です。

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