Georgia On My Mind[ジャズスタンダードを学ぼう]

スタンダードを学ぼう > Georgia On My Mind / ジャズスタンダードを学ぼう!

Georgia On My Mindは、ジャズだけでなくブルース、ファンク、ソウルと、あらゆるジャンルで愛される超定番曲。そして演奏される機会が多いのが三連系のバラードとしてのかたちです。メロディがきれいなぶん、いざ弾くと「ゆっくりなのに、どう間をもたせればいいか分からない」とつまずきやすい曲でもあります。このページでは、テーマ演奏・コード進行・名演の参考音源に加えて、「この曲で何を練習すればいいのか」——三連系バラードをコードトーンで追い、伴奏(バッキング)とあわせて“歌わせる”練習までを押さえます。

30秒でわかる結論

この曲は三連系のゆったりしたバラード。速く弾く必要がないぶん、各コードのコードトーン——特に3度と7度——で「今どのコードか」を追う練習に、これ以上ないくらい向いています。

そしてバラードはイメージ力と“たくさん聴くこと”が土台。レイ・チャールズをはじめ名演が山ほどあるので、耳を先に育てられます。やらないこと=速いフレーズ(倍テン)で音を埋め尽くすこと。倍テンばかりだとバラードの良さ自体が消えてしまいます。まずは少ない音でゆったり歌わせるのが先です。

目次

Georgia On My Mindのテーマ演奏

今回は試験的に、伴奏とメロディの動画を合成しています。好評だと今後も作成します。まずはテーマ(メロディ)を音で耳に入れてください。メロディを覚えてしまうと、このあとのコード進行や練習の話もぐっと分かりやすくなります。

▲ Georgia On My Mind のテーマ演奏(講師・大倉による演奏。伴奏+メロディを合成)

Georgia On My Mindのコード進行

この曲のコード進行です。三連系のバラードでゆったり進むので、一つひとつのコードをじっくり味わいながら弾けます。

Georgia On My Mindのコード進行(三連系バラード)

Georgia On My Mindの演奏スタイル(テンポ、リズム)

三連系のバラードで演奏することが多いです。レイチャールズの音源を参考にしてください。

Georgia On My Mindのポイント

ジョージア州の州歌なだけあってか、あらゆるジャンルのミュージシャンにカヴァーされています。日本でもジャズだけに限らず、ブルース、ファンクセッションでも定番曲となっています。

色んなジャンルのミュージシャンの演奏を聞いてみて、音楽の幅を広げるのもいいと思います。

「バラードはイメージ力がすごく重要なので、好きな演奏者のバラード演奏をいっぱい聴いているといい。そしてバラードに限らず、やっぱりアーティキュレーションがすごく重要です。」

── 大倉(大倉ギター教室・講師歴20年)

この曲で練習すること

「有名だから」だけでなく、三連系バラードをコードトーンで追い、伴奏とあわせて“歌わせる”練習がそのままできるのがこの曲の値打ちです。順番に見ていきましょう。

① ゆったりだからこそ、コードトーンで「今どのコードか」を追う

速い曲だと勢いでごまかせてしまう「今どのコードを弾いているか」の把握が、三連系バラードのゆっくりしたテンポだと一音ずつはっきり分かります。だからこの曲は、スケールで埋めるより各コードのコードトーン(1・3・5・7度)で現在地を確認する練習にうってつけ。特に3度(コードのカラー)と7度を優先して押さえると、たった数音でも進行にぴたりと寄り添います。テーマの伴奏を流しながら、コードトーンだけで最後まで通してみましょう。

コードトーンは、ずっと同じ形(1・3・5・7)で並べても「歌」になりません。大事なのはコードからコードへの接続——前のコードの音から、次のコードのいちばん近い音へつないでいくことです。

この曲は、ブルージーなマイナーペンタでもカッコよく弾けます。ただ、それだけにならないように注意してください。

② バラードは「たくさん聴いて、歌わせる」

バラードで効くのは、速く弾く技術よりもイメージ力とアーティキュレーション(一音一音の表情)。近道は、上の断言ボックスのとおり好きな演奏者のバラードをたくさん聴くことです。この曲なら、まずはレイ・チャールズのアレンジ。下の参考音源に名演をまとめてあるので、耳を先に育ててから弾くと、同じコードトーンでも表情がまるで変わります。

大倉の注意:バラードでは「倍テン」という速く弾く手法もありますが、そればかりやっているとバラードの良さ自体がなくなってしまう。ミディアムのスイングに変換したような演奏になってしまうので、まずは少ない音でゆったり歌わせることを大事にしてください。── 大倉(講師歴20年)

③ 三連系のバラード伴奏(バッキング)を安定させる

ソロだけでなく、三連のリズムで伴奏(バッキング)を安定させるのもこの曲の大切な練習です。三連系のバラードは、伴奏のリズムが揺れると曲全体が間延びしてしまいます。テーマの合成動画の伴奏を耳の基準にして、コードの3度・7度を中心にしたコンパクトなバッキングで、三連のリズムをキープしてみましょう。伴奏が安定すると、その上でメロディやソロがぐっと歌いやすくなります。

教室では今日から学べます → 体験レッスン

Georgia on My Mindについて

1930年に発表された曲です。

  • 作曲:ホーギー・カーマイケル(Hoagy Carmichael)
  • 作詩:ステュアート・ゴレル(Stuart Gorrell)

の作品。1930年に「ホーギー・カーマイケル」が初めて録音しました。

その後1960年にレイ・チャールズがカヴァーし大ヒットしました。

1979年にジョージア州歌となる、国民的な曲です。

参考音源

ホーギー・カーマイケルによる原曲です。現在よく演奏するコードとはちょっと違っていますが、このアレンジもいいですね。

レイ・チャールズ。現在ジャズで演奏する時は、主にレイ・チャールズのアレンジを意識することが多いです。必聴です。

エリック・クラプトン。ブルースギタリスト、シンガーです。この映像ではギターに専念しています。一番よく演奏するアレンジで演奏しているので参考になります。 YouTubeで見る →

ジェイコブ・コリアー。ここでこれを紹介するのはどうかと思いましたが、現代の天才ミュージシャンです。どの楽器を演奏しても超一流、ハーモニー、リズムもすご過ぎて意味わかんないです。

James Brown。ブラックミュージックの王様、ジェームス・ブラウンも演奏していました。

上田正樹 & 憂歌団。ブルース系のミュージシャンにも愛されており、ブルースのライブ、セッションでもよく演奏されます。

次に読む・あわせて学ぶ

この曲の練習と直結する教則ページ:

教則ページは順次公開予定です。教室では今日から学べます → 体験レッスン

大倉ギター教室・体験レッスン

三連系バラードを「少ない音で歌わせる」ところまで、一緒に

コードトーンで進行を追えているか・三連のリズムで伴奏が安定しているか・倍テンに頼りすぎていないかは、独学だと自分では気づきにくい部分です。体験レッスンでは実際に弾いてもらいながら、一緒に確認していきます。手ぶらでOK。楽器はこちらで用意します。

体験レッスンを申し込む →

大阪市西区南堀江/桜川駅・西大橋駅から徒歩5分(四ツ橋・JR難波も10分圏)・手ぶらOK

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次