最近よくギターのメンテナンスについて聞かれるのでまとめてみました。
基本的な内容の調整は自分でできるようにしておくと何かトラブルのあった時、細かい調整をしたい時に役に立ちます。
今回はやり方がわかると自分で出来る事を紹介します。
尚自分で出来る事の判断基準は
特殊な工具を必要としない。
数回教えてもらったり経験すると可能。
取り返しのつかない事になりにくい。
の三点を基準に考えました。
弦高の調整
理想的なセッティングは人それぞれです。
その為ある程度は自分で出来るといいでしょう。
主に行う作業を紹介します。
トラスロッドの調整
まずはネックを真っ直ぐにしてみましょう。
トラスロッドを触るのを怖がる人は結構いてるのですが、無理な力をかけずに15度位ずつ様子をみながら回して行けば大丈夫です。
僕自身は真っ直ぐの状態よりも少しだけ準反りに調整します。
特に何もしていないのに弦高が変わってる場合はほとんどがトラスロッドを動かすと解決します。
特に季節の変わり目には要チェックです。
古い楽器にありがちな症状としてネックが波打っている場合があります。
ある程度まではトラスでなんとかなりますが、酷い場合は
専門家に見てもらいましょう。
ナットの調整
これは少し難易度が高めです。
基本ナットの溝を削って調整する事になるのでやり過ぎると取り返しがつかないです。
なので自信がない人は手を出さない方が無難です。
もしどうしても自分でやりたい人はナットファイルとゆう、専用のやすりを購入をお勧めします。
アコギのブリッジ
少し位なら自分で削っても問題ないですが、大幅に削るとその後に成形の作業も入ってくるのでそれなりに経験が必要になります。
ここも基本は自分で触らないでおきましょう。
エレキギターのブリッジ
エレキギターの場合はネジ等で調整できる物が殆どです。
ネジの頭さえ潰さないように気を付ければ取り返しのつかない事になる事はないので、積極的に調整しましょう。
不安な場合は予め調整前の弦高を測っておくといいです。
オクターブ調整
エレキギターの場合はブリッヂについている調整用のネジで調整できるので
コツさえ掴めば比較的簡単に調整できます。
アコースティックギターはかなり難易度も高く調整の幅も少ないので、なるべく新しい弦を使う
事で対処するのがいいです。
ピックアップの高さ
エレキギターのみ必要な調整になります。
これもドライバーのみでできるので挑戦してみましょう。
もちろん動かす前には元に戻せるようにしっかりと、調整前のピックアップと弦の隙間の距離を測っておきます。
各ネジの増し締め
楽器は演奏していると常に振動しているので、ネジが緩んできます。
全てのネジをチェックしていきましょう。
特にペグのネジは要チェックです。
ここでの注意点としてはネジは絞めすぎない事です。
ちょっと物足りないかな?位の増し締めで十分です。
あまり絞め過ぎると木部がダメになります。
注意点
ここまで数週間の調整を紹介してきましたが、最初は一人で行わず分かっている人と一緒に行ましょう。
あくまでも自己責任でお願いします。
今回は各調整については詳しくは解説はせずにざっくりと紹介だけした形になります。
覚えておいて損はないので参考にして頂けたらと思います。
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