Jonathan-Kreisberg[ジョナサン・クライスバーグ]のよく使用するフレーズ

今回はソロのフレーズとゆうよりはイントロ、エンディングで、ジョナサン・クライスバーグがよく使用するパターンを紹介したいと思います。メジャーセブンスの美しい響きで曲を「締める」ための、現代系ギタリストらしい一手です。

30秒でわかる結論

曲のイントロとエンディングを、メジャーセブンスのきれいな響きで“それっぽく”締められるようになります。

ジョナサン・クライスバーグがイントロ/エンディングで実際によく使うパターンを、応用しやすいシンプルな形にしたものです。引き算はひとつ——まずは「五弦ルートの形」だけでOK。「六弦ルートの形」はコードの押さえが少しストレッチになるので、後回しにして構いません。

目次

ジョナサン・クライスバーグのよく使用するリック

まずは「五弦ルートの形」から。5弦にコードのルートを取るポジションで弾く、いちばん基本になるパターンです。

1弦 6弦 1 E♭M7 五弦ルートの形 6 8 10 8 10 2 D♭M7 4 6 8 6 8

五弦ルートの形:ルート → 5度 → 9th・3rd・M7 の和音。四分音符で書いた基本の形です。

あまり遅いテンポで演奏してもあまりかっこよくないので注意しましょう。流れるくらいのテンポで決めるのがコツです。

フレーズ分析

最初にコードのルート、五度を弾き、次に9th、3rd、M7を弾いています。シンプルな構成ですがかっこいいですね。低い方でルートと5度を置き、その上に9th・3rd・メジャー7thを重ねることで、メジャーセブンス特有の広がりのある響きが出ます。

譜例は形をつかみやすいように四分音符で書いていますが、実際にクライスバーグが弾いているときは8分音符などのリズムになっています。形を覚えたら、8分音符にして、流れるくらいのテンポで弾いてみてください。

大倉の断言:フレーズを分析すると、コードトーンとアプローチノートの使い方がよく分かる。お手本みたいな形と考えてもいいんです。仕組みが分かれば自分でもある程度作れてくるので、どんどん弾いていきましょう。── 大倉(講師歴20年)

ついでなので六弦ルートの形も覚えてしまいましょう。コードの部分が若干ストレッチになるのでちょっと難しいかもしれません。

1弦 6弦 1 B♭M7 六弦ルートの形 6 8 10 7 10 2 A♭M7 4 6 8 5 8

六弦ルートの形:同じ動きを6弦ルートで。和音は4・3・2弦(幅3フレット)で、少しストレッチ。

「リックがアドリブで出てこないのは、たいてい弾いた数が足りていないだけ。数を弾いたのに出てこないなら、そのフレーズが何スケール・どのコードトーンでできているかが分かっていないことが多い。だから、コードフォームに沿った五弦ルート・六弦ルートのポジションの近くで弾けるようにしておくのがポイントです。」

── 大倉(大倉ギター教室・講師歴20年)

このリックで練習すること

① 度数を意識して弾く

各メジャーセブンス・コードに対して、ルート → 5th を鳴らしてから 9th → 3rd → M7 と並べます。そしてコードは全音ずつ下がっていきます(五弦ルートの形=E♭M7→D♭M7/六弦ルートの形=B♭M7→A♭M7)。この「全音下降するメジャーセブンス」の並びが、イントロ/エンディングらしい浮遊感を作っています。単に指の形で覚えるのではなく、いま鳴らしている音がコードの何度かを意識すると、他の曲・他のキーへ移すときに効きます。

② 2つのフォームの違いを掴む

2つの譜例は、同じアイデアを別のポジションで弾いたものです。

五弦ルートの形

E♭M7 → D♭M7。5弦にルートを取るポジション。和音は3・2・1弦に並び、幅は2フレット。まずはこちらから。押さえやすく、基本の形です。

六弦ルートの形

B♭M7 → A♭M7。同じ動きを6弦ルートで。和音は4・3・2弦に並び、幅は3フレット。五弦ルートの形より1フレット広いぶん、押さえが少しストレッチになります。慣れてから。

③ 使い所

これはソロの途中で差し込むフレーズではなく、曲のイントロと、曲の終わりのエンディングで使うパターンです。遅すぎるテンポでは決まりにくいので、流れるくらいのテンポで。自分がよく弾く曲の終わり方に、ひとつ「型」として持っておくと便利です。

④ 変奏(自分の言葉にする)

気に入ったら、自分がよく弾くキーに移してみましょう。ギターはキーを変えると運指が変わるので、無理に全部のキーで弾けなくても大丈夫。まずは弾きやすいキーだけでOKです。そして五弦ルート↔六弦ルートを行き来して、指板のどこからでも出せるようにしていくと、「覚えた」=いつでも自由に使える状態に近づきます。

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