グラントグリーン「Grant Green」

1935年6月6日生まれ
1979年1月31日没
ミズーリ州セントルイス出身

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グラントグリーンのスタイル

彼は60年代、70年代とでは演奏スタイルの変化がありました。
60年代は「ハードバップ」
70年代では「ファンキージャズ」
と言われるスタイルをプレイしています。

グラントグリーンのデビュー作

1961年に名門レーベルのblue noteから
「グランツファーストスタンド」
でデビューしています。

グラントグリーンらしくオルガントリオでの演奏です。

この時代の他のギタリストに比べて結構テクニカルなプレイをしています。

オクターブ奏法、コードソロ等ウエスが好んで取り上げていたプレイスタイルはほぼせずに、ひたすらシングルノートでの演奏スタイルです。

グラントグリーンの使用ギター

1960年代中盤まで
ギブソン「ES-330」

その後
ギブソン「L7」
エピフォン「エンペラー」
共にピックアップはP-90タイプ

1970年代のファンクジャズ期は
ダキストの「ニューヨーカー」
ピックアップは「ディアーモンド」を使用していました。

グラントグリーンが亡くなった後ダキストのギターは「ジョージベンソン」に渡ったそうです。

ギブソン「ES-330」

せっかくなのでこのギターを簡単に紹介しておきます。

有名なセミアコの「ES-335」と形はほぼ同じなのですが
ES-335はセミアコ対するES-330はセンターブロックの入っていないフルアコになります。

ピックアップもP-90のシングルコイルに変更されています。

エピフォン「カジノ」

エピフォンのカジノはこのギター(ES-330)の廉価版です。
カジノのほうが売れて有名になったので元のES-330はあまり有名ではないです。

ES-330が気になるとまずカジノを試してみてもいいかもしれません。

グラントグリーンのおすすめアルバム

バップ期なら 「The Complete Quartets With Sony Clark」
メンバーが最高でオールスターが揃っています。

ソニークラーク[piano] サムジョーンズ[bass] アートブレイキー[drum] ルイスヘイズ[drum]8曲目以降

バップのアイドルプレイヤーをバックにご機嫌な演奏を聴けます。
現在もよく演奏するスタンダードばかりの選曲なのでジャズ初心者にもおすすめです。

そして後期のファンク期なら
「Live at the Lighthouse」
です。

このアルバムではあきらかに
ファンクの代名詞「ジェームスブラウン」から影響のうけたサウンドになってます。

グラントグリーンの参考動画

あまり映像は残ってないようですが1969年の映像です。
時期的にもスタイルが変わるころの演奏で興味深い内容です。
1曲目にファンクのナンバーを演奏したと思ったらバップも演奏したりしています。

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