Boss [GT-1]マルチエフェクターの音の特長とレビュー

Boss GT-1
2016年10月に発売されたボスのマルチエフェクターです。
発売当初から非常に人気でしばらくは何処も在庫切れでなかなか購入できなかったですが、
現在では落ち着いてどこでも手に入ります。

先日、生徒さんでBOSSの「GT-1」を購入した方が居ました。
せっかくなのでちょっと借りて色々といじって見たのでまとめてみました。

あくまでも僕個人の意見が多く含まれているので参考程度にお読みください。

サウンドハウスさんの商品ページ

目次

GT-1の見た目、大きさ

かなり小さめのサイズで重量も1.3Kg
電池駆動で7時間使用可能。

最近では割と普通のスペックですが一昔前では考えれなかったスペックですね。
ギターケースのポケットにも簡単に入れて持ち運びできます。

もちろんACアダプタも使用できます。

BOSS「GT-1」の価格

当初発表された時は小型化、機能性からの予想で3万円位なら安いかなと思っていたのですが、
なんと定価で
「19980円」です。
なんとこのスペックで2万円切っている驚愕の価格です。
何軒か楽器屋さんネットショップをチェックしましたがどこもほぼ値段が同じなのでポイントが付く所かよく利用するお店で購入するといいと思います。

オークションの中古相場は1.5万円程度で推移しているようです。(2018年1月現在)

この値段ならオークションで送料の事も考えると新品を購入するのがいいと思います。

GT-1 プリセット

GT-1のエフェクトの音色

現在の物は昔の物と違って安い物でもしっかりした音はでます。
プロの現場でも十分使えるクオリティです。
しかしここではちょっと辛口で行きます。

歪み系

OD系、DS系全て試してみました。
結論はちょっと物足りないかなって感想です。

一つ一つのエフェクトについては書かないですが、

まず全体的にゲインを高めにして使用するのを想定してプログラムされている様に感じました。
激し目のロック等ガンガンに歪ませて使用するにはいいかもしれないですが、僕のように手元で歪みの量をコントロールするって人にはあまり使い心地がいいとは思わないです。

他のマルチにない歪みの特徴としては
BOSSのコンパクトエフェクターの再現性です。

OD-1
ブルースドライバー
メタルゾーン
この辺りのシュミレーションは非常によく出来ていると感じました。

あとコンパクトエフェクターにはないパラメーターでbottomと呼ばれるパラメーターがあります。

これはブリッジミュートをかけた時に威力を発揮しそうです。
低音が強調されめちゃくちゃズンズン鳴ります。

あまり強くかけると低音が大変な事になってしまいそうで怖いくらいですね。

アンプシュミレーター

僕はアンプシュミレーターはあまり好きではないので使用することはないのですが、チェックしました。

全体的にボスのCOSMの音色って感じです。
アンプシュミレーターをオンにすると途端にデジタルぽくなります。

よかったのが「tweed」「JC-120」。
tweedはフェンダーのシュミレートだと思います。軽く歪ますといい感じです。
クランチの歪みが欲しい時はODで作らずにこっちで作ったほうがいいと感じたました。

JC-120はやはり同メーカーだけあってクオリティが高いです。

mod系、空間系

コーラス
フランジャー
フェイザー
オクターバー
ワウ
トレモロ
ハーモナイザー

これ以外にも沢山のエフェクトが用意されています。

とりあえず何個だけ紹介します。

まずよかったのが
「コーラス」
まさにこれぞコーラスって感じの音です。
JC-120のシュミレートを意識していると思います。

「ハーモナイザー」も面白かったです。
先日ボスのコンパクトのハーモナイザーを弾く機会があったのですが操作性も似ていました。

「オクターバー」このエフェクターは僕もコンパクトの方でよく使用しているのですが、GT-1に入ってるはシンプルなオクターバーで1オクターブ、2オクターブ下の音を出せる物です。

ポリモードはないので残念でした。
ポリモードがあれば最高だったんですが。。。

リバーブ、ディレイ

まぁ普通って感じです。

「ディレイ」
ディレイはタップテンポも使えて便利ですが最近のマルチでは当たり前になってる機能です。
音質はちょっとデジタルぽいかなといった感じです。
そこまで気にはならないですけど

「リバーブ」
個人的にリバーブはエフェクターで掛けるのが好きなのでしっかりとチェックしました。

これも悪くはないけどなぁ。。って感じのです。

空間の広がり方、密度がちょっと物足りない感じです。
基本的なリバーブの種類は搭載されています。

パラメーターをもうちょっと細かく設定できるとよかったです。
これはzoomのマルチの圧勝かなと思いました。

ルーパー

このルーパーはいいですね。
マルチエフェクターに搭載されているルーパーではもしかしたら1番使い勝手が良いかもしれないです。
BOSSは沢山のルーパーを発売してきたのでその技術力が存分に発揮されています。

本番でも使えるレベルです。
GT-1_LED

簡単エディット(eazy edit)

他のマルチエフェクターにはないBOSSのGT-1独自の機能です。

これは何となくこんな音のイメージって考えるだけで、プリセットから現在使用しているセッティングにエフェクトを追加してくれたりします。

初心者には凄い親切な機能だと思います。

ボタン一つで操作できるので簡単に使えます。

まとめ

ちょっと辛口のレビューになりましたが値段を考えると素晴らしいです。
初心者の人には最初に買う「使えるマルチエフェクター」としては最適です。

・小さく軽い、価格もお手頃
・音色のクオリティーはライブでの十分使用できるレベル
・BOSSのCOSMの音が好みじゃなかったら手を出さないほうが良い
・ルーパーが便利
・イージーモードもあり初心者にはわかりやすい
・操作を簡単にした分細かい設定をしたい上級者には物足りない
・BOSSのコンパクトエフェクターの再現性は高い
・操作性は使いやすいスイッチ配置なので良い
・歪みの音さえ気に入ればセッティングが用意な為、初心者にはおすすめ。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • ありがとうございます。
    とても参考になりました。
    これからgt1を買う予定で、
    単数のものにしようか、迷っていましたが、この文章を読んだら、
    gt1にしろうとおもいました。。

    • 参考になったようでよかったです。
      gt-1は素晴らしいので是非使いこなして下さい。

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