アンプの改造で一番コスパが高くて、一番簡単なのがスピーカー交換です。最初にやったのはリサイクルショップで買った激安チューブアンプ「BUGERA V5」――見事に化けました。それ以来、Princeton Reverb も Deluxe Reverb も自作キャビも、うちのアンプは軒並みスピーカーを替えています。この記事では効果・手順・私の交換歴をまとめます。
30秒の結論
- 安いアンプほど効果絶大。安価なアンプには粗悪なスピーカーが載っていることが多く、交換だけで「使えるアンプ」に化けます。
- 作業は基本ネジとナットだけ=工具があれば誰でもできます(同サイズへの交換なら)。
- 注意は2つ=スピーカーは重いこと、コーン(紙の部分)を絶対に破らないこと。
- 私の定番=Celestion Greenback(大好き)。Princeton には Creamback 10インチ、Kemper には Kemper Kone がセットでおすすめ。
最初の1台:激安チューブアンプ BUGERA V5 が化けた話
リサイクルショップで購入した激安チューブアンプ「BUGERA V5」。気に入ってよく使っていたので、定番改造のスピーカー交換をやってみました。8インチサイズなので選択肢は多くありませんでしたが、選んだのは EMINENCE の 820H。最近はほとんどのスピーカーがWEB上で試聴できるので便利です(聴きすぎると訳が分からなくなりますが、今回は迷わず決められました)。
結果は効果抜群。元はあまり良くないスピーカーが付いていて、少し曇った抜けの悪い音だったのですが、見事に解決。激安チューブアンプとは思えない抜けのいい音に生まれ変わり、解像度もかなり上がりました。ついでにスピーカーケーブルもベルデンに交換しています。
安価なアンプには粗悪なスピーカーが載っていることが多いので、スピーカー交換はコストをかけずにできる最良の改造です。ぜひ一度挑戦してみてください。
交換作業の手順(誰でもできます)
スピーカー交換は、アンプ改造の中で効果が高いのに作業が簡単という珍しい改造です。最低限必要な工具はプラスドライバーとペンチだけ(端子の形状によってはハンダ作業も)。同じサイズへの載せ替えなら、手順はこれだけです。
- ① ドライバーでアンプの裏蓋を開ける
- ② スピーカーにつながっているケーブルを外す
- ③ 新しいスピーカーをビス(ネジとナット)で固定する
- ④ スピーカーケーブルを取り付ける
- ⑤ 音が出るかチェックする
- ⑥ 裏蓋を元に戻して完了
注意点は2つだけ
①スピーカーは見た目より重いものがあります。落とさないよう注意。②コーン(紙の部分)を破らない・傷つけない。ここさえ守れば、取り返しのつかない失敗はほぼありません。なお違うサイズへの載せ替えは大工事になるので別物と考えてください。
その後の交換歴(2026年追記)――定番アンプ3台の実例
BUGERAで味をしめて、その後も色々替えてきました。実例を3つ。
① 自作キャビ:Electro-Voice → Kemper Kone
Fenderのキャビをノコギリでちょん切って、12インチがギリギリ収まるサイズに加工した自作キャビがあります。元はフルレンジに近いElectro-Voiceを入れていましたが、Kemper Kone を購入してからはそちらに交換。Kemperを使うなら、スピーカーはKemper Koneとセットが一番相性がいいと思います。
② Princeton Reverb:ノーマル → Celestion Creamback(10インチ)
Princeton Reverb はノーマルから Celestion Creamback の10インチに交換しました。これが当たりで、10インチなのにちょっと12インチっぽい、スピーカーがワンランク大きくなったような音になります。音質的にも好みで大満足です。
③ Deluxe Reverb:ノーマル → Celestion Greenback
Deluxe Reverb は Celestion Greenback へ。私は Greenback がすごく好きなスピーカーで、正直「全部Greenbackでもええんちゃうか」と思うくらい。交換すると思ったとおりの音色になってくれて、これも大満足でした(Deluxe Reverb自体の話はレビュー記事へ)。
傾向としては、狙いの音の方向(ヴィンテージ系ならGreenback/太く大きくならCreamback/モデリングならフルレンジ系)でスピーカーを選ぶと外しません。WEB試聴を活用しつつ、定番から選ぶのが安全です。
よくある質問(FAQ)
Q. スピーカー交換の効果は本当にある?
A. あります。特に安価なアンプほど効果絶大です。粗悪なスピーカーが載っていることが多いため、交換だけで抜け・解像度が別物になります。コストに対する効果はアンプ改造で随一です。
Q. 自分で交換できる?難しくない?
A. 同じサイズへの交換なら誰でもできます。基本はネジとナットの作業で、必要工具はプラスドライバーとペンチ程度(端子によってはハンダ)。注意は「重さ」と「コーンを破らない」の2点だけです。
Q. どのスピーカーを選べばいい?
A. 狙いの音の方向で選びます。ヴィンテージ系ならCelestion Greenback、太く大きくしたいならCreamback(Princetonの10インチ→12インチ風が好例)、Kemperなどモデリング用途ならKemper Koneやフルレンジ系。最近はWEBで試聴できるので、定番の中から聴き比べるのが安全です。
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