ToneX Oneレビュー:4ヶ月間の使用感と11月アップデートの全貌

発売日に購入した tonex one を約4ヶ月間、ほぼ毎日レッスンやライブで使用した、率直なレビューを書いてみたいと思います。

(2026年追記)下で「11月に予定」と書いているアップデートは、すでに実装済みです。エフェクトが大幅に増え、より本格的に使えるようになりました。機種を横断した選び方は アンプシミュレーターおすすめ(予算別・機種別) にまとめています。

目次

メリット

toneX one を使用していて、これが気に入っているポイントです。使用している環境との相性が良かったのが、一番の好材料だと感じています。

音質クオリティ

使用するデータによりますが、これは文句なしです。キャプチャーのソフトが素晴らしい出来なので、ケンパーみたいに「作成する人の環境」にあまり影響されないのだと思います。少し前のデジタル系の歪みにありがちだった「デジタル臭い」という点は、僕には感じられません。ブラインドでアナログ・デジタルの判断は出来ないレベルですし、繋ぐ事による音質の劣化もほとんど感じられません。

音色が無限にある

アンプ・エフェクターのサウンドデータをネット上からダウンロードして使えるので、常に新しいサウンドや、気になっていたエフェクター・アンプの音色を試すことができます。プレミアや入手困難なエフェクター・アンプも使用できるので最高すぎます。これだけで1日中遊べます。難点は時間泥棒。なんでも出来すぎるので、優柔不断になる事です。

コンパクトなサイズ

現在小さめのボードを使用しているので、省スペースなのは助かります。正直、このサイズでこれだけの事ができるのは信じられません。本体は 48×94×53mm・約160g、9V電源で動作。実売は 3万2,800円ほどと、この内容にしては破格です。

デメリット

現時点でイマイチなポイントです。今後のアップデートで改善される可能性はあるので期待しています。

操作性がイマイチ

筐体が小さいので仕方ない部分ではありますが、操作性はイマイチです。僕の場合、最もよく触る Gain・Vol ノブが同じものになっていて、alt スイッチでの切り替えはめんどくさ過ぎて、あまり追い込んだセッティングはしません。EQ のツマミもミニサイズで使いにくいです。

電源ノイズ

電源供給で PC を使用すると、高周波のノイズがかなりの確率で発生します。ライブ以外では基本 PC に常に繋いでいるのですが、ノイズはパワーサプライからの電源を使用すると解決しました。

運用方法(使用環境)

基本的にはアンプから音を出しているので、通常の歪みエフェクターと考えて使用しています。もちろん IR は切っています。使用アンプは「デラリバ、プリンストンリバーブ、ヘンリクセン」。どのアンプに繋ぐときもリターンは使用せず、通常通りインプットを使用しています。ヘンリクセンを使用する時のみ、真空管バッファを使用します。

よく使用しているセッティング

完全に単体の歪みエフェクターとして考えているので、リバーブ・コンプ・ゲート・IR は全て OFF にしています。よく使用しているエフェクター(キャプチャーデータ)は…

  • TSV808
  • Eclipse
  • Morning Glory
  • Zen Drive
  • Landgraff DOD
  • ダンブル系アンプ
  • Morgan

このあたりのエフェクター・アンプをよく使用します。最近は Klon Centaur のキャプチャーなども入れて、ブースター的に使うことも多いです。ポイントは、入力のゲインをしっかり合わせる事です。

神アップデートが来ました(実装済み)

当初「11月に予定」とお伝えしていたアップデートは、すでに実装されました。8種類のエフェクトが追加され、それに伴い 2 系統の新しいエフェクトブロックも追加。これでほとんどマルチエフェクターと変わらない運用ができるようになりました。

追加されたエフェクトは以下です。

  • ディレイ 2種
  • コーラス
  • フランジャー
  • トレモロ
  • フェイザー
  • ロータリー
  • スプリング・リバーブ

HX Stomp とどっちを選ぶ?

よく比較されるのが Line 6 の HX Stomp。立ち位置はかなり違います。価格は TONEX ONE が約3.5万円、HX Stomp が10万円近く。HX Stomp は本格的なエフェクトが大量に入った“何でもできる”マルチで、操作性も抜群、音も(個人的には)断然高音質に感じます。ただしキャプチャーはありません。1台で完結させたいなら HX Stomp、極小・安価でアンプの音を足すなら TONEX ONE、という選び方です。

Tonex One 説明書

検索してもなかなか日本語版が出てこないので、載せておきます。

ユーザーマニュアル(69ページからが日本語版)
TONEX_ONE_User_Manual.pdf

スターターガイド(33ページからが日本語版)
TONEX_ONE_Quick_Start_Guide.pdf

もっと大きく展開したくなったら

TONEX ONE はあくまで「良い歪み/アンプの音を足す」1台です。1台で完結させたい・空間系も本格的に使いたいなら、Quad Cortex なども選択肢になります(→ Quad Cortex(CorOS 4.0)レビュー/小型版の Quad Cortex Mini)。機種ごとの違いや予算別の選び方は アンプシミュレーターおすすめ へ。

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