Take the ‘A’ Trainのテーマ演奏
Take the ‘A’ Trainのコード進行
演奏スタイル(テンポ、リズム)
軽快なミディアム、ファーストスウィングで演奏する事が多いです。
通常インストではkey=C
Take the ‘A’ Trainのポイント
この曲はギターでメロデイを弾くのがちょっと難易度高めです。
6小節目が多少ややこしいので、その部分のタブ譜を載せておきます。
コード進行では3小節目からのD7の所がポイントになります。
ここのアプローチは沢山考えれますがよく使用される物としては
「ホールトーンスケール」
があります。
ホールトーンスケールについてはここでは詳しく解説しませんがこの機会に
覚えておいてもいいかもしれません。
せっかくなので今回は具体的なフレーズ例を紹介します。
D7の所のアプローチの参考になると思います。
まずはエラフィッツジェラルドのスキャットです。
D7の所のメロディですがすごくシンプルに歌った後4#のソ#に着地しています。
まさにシンプルイズベストといった感じでしょうか。
次はデュークエリントン楽団のブランフォード・マルサリスのソロです。
このソロは個人的にすごく好きでかなり聞きこんでコピーもしました。
さて問題のD7の所ですが
Dのホールトーン、リディアン7スケール
どちらにも含まれる音で構成されています。
実際この場面ではどちらを選択しても大丈夫です。
しかし改めて楽譜にしてみても素晴らしいメロディですね。
今回使用した楽譜のPDFも置いておくので必要な方はダウンロードして下さい。
Take the ‘A’ Trainについて
ビリー・ストレイホーンの作詞、作曲
デュークエリントン楽団のテーマ曲でした。
Aトレインとは
ニューヨークの地下鉄の快速電車のことです。
日本でもテレビ、映画でも何度も使用された曲で、ジャズになじみのない人でも聴いたことある人が多く、
ライブでの演奏リクエストも多いです。
参考音源
デュークエリントン楽団の演奏のオリジナルです。
エラフィッツジェラルドの歌の音源です。
上の楽譜はここから採譜しました。
ギタリスト「ケニー・バレル」のライブです。
ソロはギターを弾かずにスキャットしています。
最後にはギターも弾ています。