ストライモンの新製品が6種類公開されました

今回は今までの人気の6種類のエフェクターがパワーアップして帰ってきました。

発表された内容と個人的な経験に基づく予想を交えてまとめておきます。

最後には国内流通価格も予想しています。

目次

全機種共通の変更点

まずは今回6種類のモデル共通の変更点を見ていきます。

Midi追加

TRSのMIdi端子が使用できるようになりました。

これによりMidiコントロールできるようになり、莫大な数のプリセットを作成する事ができます。

ボード内での拡張性もより出せると思います。

EXPペダル

元々ついていたモデルもありますが今回全てのモデルで使用できるようになりました。

リアルタイムに様々なパラメーターにアクセス可能になっています。

USBC対応

PCとの接続やファームウェアのアップデートに使用します。

今後の拡張性、新しいアルゴリズムにも期待です。

インプットのMono,Stereo,切り替えスイッチ

これまでは内部のジャンパー線を切り換える事により設定していた物が簡単に行えるようになりました。

DSPの変更

あまり言及されていなかったですが、

DSPチップが変更されたことにより消費電流が抑えらています。

推奨電流が500mAから300mAに下がっています。

この辺りが全機種共通の変更点になります。

STRYMON,V2での機種毎の変更点

Blue Sky

シマーモードを搭載した美しいリバーブです。

このバージョンアップでより操作性も良くなり前のモデルからの乗り換えも検討しています。

リバーブアルゴリズムの変更

スプリングリバーブのアルゴリズムが新しい物に変更されています。

以前の物と比較していないのですが、期待しています。

Simmerノブの追加

これが今回の目玉だと個人的には感じます。

以前はシマーのかかり具合が固定だったのに対して、自由に設定できるようになっています。

Modスイッチの変更

以前は

ノーマル、Mod、Simmerの三種類だったのですが、ノーマル、light、deepになっています。

これについての詳しい解説はなかったのでまた実機で確認してみたいと思います。(特に以前のModモードの扱いについて)

El Capistan

テープディレイです。変更点は少ないですが、このモデルはツマミが追加されたりしていて、

今回大幅に操作性がグレードアップしています。

Spring リバーブのノブが追加

以前はフットスイッチの二つ同時押しをしながらTimeのつまみで調整する仕様になっていたのですが、今回独立したツマミが追加されました。

それにより簡単にリバーブを調整できます。

さらに以前はできなかったリバーブ単体での使用も可能になっています。

個人的にはめちゃくちゃ嬉しいです。

フリント

今回フリントはノブの追加がなかったりあまり変更点はないのですが、しっかりとバージジョンアップしています。

トレモロのLED点滅

以前はオン、オフの表示だけだったトレモロの周期がLEDで表示されるようになりました。

トレモロSpeed

より遅い周期のトレモロも可能になりました。1Hzの周期で使用できるそうです。

リバーブのプリディレイの追加

これは以前はさわれなくて固定のパラメータだったのですが、調整できるようになりサウンドの幅が広がっています。

僕自身リバーブのPre Delayさわれたらなと思っていたので嬉しい追加機能です。

Deco

ストライモンとしての最初の商品です。

なかなかマニアックな効果のためあまり使用している人は少ないのですが、Tapeを駆使して作られてきたサウンドをエミュレートしています。

それでは変更点を見ていきましょう。

Toneノブの追加

痒いところの手が届く追加だと感じます。

Decoは少し扱いにくかったのですが、toneノブが

あることにより音作りが手軽になりそうな印象です。

Voiceスイッチの追加

元々初期のモデルでした。ストライモンの標準的な2スイッチではなく見た目的にも落ち着きます。

追加されたスイッチの内容としては

クラシック:元々のモード

2トラックマスタリングリールツーリールテープマシンの応答および飽和特性を生成します。

カセット:追加されたモード

多くのハイエンドカセットテープレコーダーに共通するオートレベルコントロール(ALC)プロセスを採用しているため、音楽的に圧縮されたファットなトーンと素晴らしいレスポンスが得られます。

となっています。

Dig

デジタルディレイが2台組み合わさった物です。

スタジオクオリティのラックタイプのディレイがコンパクトエフェクターになっています。
今回最も変更点が少ないように感じます。

トーンノブの追加

ディレイ音のトーンを調整できるようになりました。

以前のモデルの2ndファンクションの割り振られていたfilter機能が独立しました。

操作性が大幅アップです。

Lex

オルガンのロータリースピーカーの効果を再現したエフェクターです。

今回発表された6台の中で最も物理的に追加された物が多いです。

ここまで来ると新しいエフェクターだと思います。

ドライ音、ボリュームノブの追加

前まで何故なかったのかわからない必須のノブが二つ追加されました。

これによりより細かいエフェクトのかかり具合が調整できるようになりました。

スイッチの追加(2個)

  • マイクの位置の切り換えスイッチ

正面にマイクを置いた時と、背面にマイクを置いた時のサウンドの切り換えができます。

デモ音源を聞く限りすごく有能な機能です。

  • RAMPスイッチ

3段階に切り換えが可能です。以前のモデルでは2段階で、スイッチもこの位置にはなく操作性が大幅に改善されています。

スピードノブの最適化

説明では正直あまりわからなかったのですが、使いやすくなったのだと思います。

販売価格

まだ2022/06/29現在国内での発表はされていないので予想してみます。

本国では新製品の価格が

379ドル:Blue Sky、Deco、Dig、El Capistan

349ドル:フリント、Lex

になっています。

そして現行の物の値段で349ドルのZelzahは国内価格は45800円になってます。

379ドルの方は国内流通している商品がないので近い物で考えます。

Iridiumの399ドルが近いです。国内流通価格は53000円になっています。

このことから予想では

Blue Sky、Deco、Dig、El Capistan

50000円前後

フリント、Lex

45800円

あたりではないでしょうか、昨今の為替レートの都合でもう少し高くなる可能性もあります。

もう少し手頃だと現行の物との入れ替えも考えるのですが。。。

旧バージョンはどうなるか

今後今までのモデルも並行して販売されていくのかも気になるポイントです。

本国のWEBサイト上からも旧型の商品が削除されているので恐らく旧バージョンは販売終了だと思います。

旧バージョンが欲しい人は早めに手に入れるといいと思います。

値段も恐らく上がるので値上げ前に購入するのがおすすめです。

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