こんにちは。「大倉ギター教室」の大倉です。
ジャズギターと音楽理論の完全読破ロードマップ、今回は第8回です。 今日の**結論(最重要ポイント)**からお伝えします。
💡 今日の結論:コードネームは「ハンバーガーの注文票」だ
- 左側(大文字): メインの土台(C, G, Aなど)。
- 真ん中(m): 味付けの変更(何もなければ明るい、mがあれば暗い)。
- 右側(Maj7, 7): トッピングの種類(豪華な7か、クールな7か)。
- 重要: 「Maj」という文字は、「7」という数字にかかっている形容詞である。
Cm7(b5) のような長い記号も、分解すればただの「注文リスト」です。怖がる必要はありません。
1. 「何も書かない」=「普通(メジャー)」
コードネームの一番左にある大文字(C, D, E…)。これが**ルート(土台)**です。
その右側に、「m」という小文字があるかないか。ここが最初の分岐点です。
- C (何もなし) → 「普通のCコードをお願いします」という意味。**明るい(メジャー)**です。
- Cm (mあり) → 「m(マイナー)味に変更で」という意味。**暗い(マイナー)**です。
ハンバーガー屋さんで「ハンバーガー」と言えば、普通のビーフパティが出てきますよね? わざわざ「ビーフ・ハンバーガー」とは言いません。これと同じで、**「何も書いてなければメジャー(明るい)」**というのが音楽界の暗黙の了解です。
2. 「Maj7」と「7」の引っかけ問題
ここが初心者が一番つまずくポイントです。 Cmaj7 と C7。どちらも「7」が付いていますが、意味が全く違います。
この謎を解く鍵は、「Maj(メジャー)」という言葉がどこに掛かっているかです。
① Cmaj7(シー・メジャーセブンス)
この「Maj」は、前の「C」ではなく、後ろの「7」を修飾しています。 つまり、**「Cコード」+「Majorな7(豪華な7度)」**という意味です。
- ベース: 普通のC(明るい)
- トッピング: 長7度(オクターブの半音下。キラキラした音)
② C7(シー・セブンス)
「Maj」と書いていない場合、この「7」は自動的に**「短7度(Minor 7th)」**を指すというルールがあります。
- ベース: 普通のC(明るい)
- トッピング: 短7度(オクターブの全音下。ブルージーな音)
つまり、「Maj」という文字は「7が豪華なやつ(半音下)だよ!」という目印なのです。

3. 長い暗号も「左から順」に読むだけ
では、最後に難しそうなやつを解読してみましょう。 Cm7(b5) (シー・マイナーセブンス・フラットファイブ)
これも左から順に注文していくだけです。
- C:土台はド(C)だな。
- m:味付けは暗いマイナー(短3度)だな。
- 7:「Maj」が付いてないから、普通の7(短7度)をトッピングだな。
- b5:最後に、5度の音を半音下げて(フラットさせて)完成!
まるで「Cバーガー、マイナーソース変更、チーズ追加、ピクルス抜きで!」と注文しているようなものです。 こう考えれば、丸暗記しなくても自分でコードを作れますよね。
まとめ:今日の持ち帰りメモ
忙しい方のための3行まとめです。
- コードネームは「土台 + 味変更 + トッピング」の注文票。
- 何も書いてなければ「メジャー(明るい)」。
- 「Maj」と書いてあれば「半音下の7度(キラキラ)」、なければ「全音下の7度」。
次回は、この記号を使って、ドレミの音階の上に「7人の家族(コード)」を作る方法、ダイアトニックコードについて解説します。
独学で「記号を見るだけで頭が痛くなる…」という方は、大倉ギター教室の門を叩いてみてください。「なんだ、そういうことだったのか!」と霧が晴れる体験をお約束します。