こんにちは。「大倉ギター教室」の大倉です。
ジャズギターと音楽理論の完全読破ロードマップ、今回は第3回です。 今日のテーマは、音楽の「感情」を決める最も重要な音についてです。
💡 今日の結論:3度はコードの「表情」を決める
- 役割: 3度(3rd)は、コードが「明るい」か「暗い」かを決定するスイッチ。
- 長3度(Major 3rd): ルートから半音4つ分(4フレット)。明るい笑顔(メジャー)。
- 短3度(Minor 3rd): ルートから半音3つ分(3フレット)。切ない泣き顔(マイナー)。
たった「半音1つ(1フレット)」の違いで、世界がガラリと変わります。
1. コードの「性格」を決めるのは誰だ?
コード(和音)のルート(1度)や5度は、力強いですが無表情です。 そこに「性格」を与えるのが**「3度」**の音です。
3度には2種類あります。
- 長3度(メジャー) = 晴れの日(明るい、開放的)
- 短3度(マイナー) = 雨の日(暗い、内省的)
ルートという「地面」の上に、長3度があれば「メジャーコード」になり、短3度があれば「マイナーコード」になります。

2. 距離で測る「晴れ」と「雨」
では、この違いを指板上で測ってみましょう。前回覚えた「半音(フレット数)」を使います。
- 長3度(M3):ルートから4フレット先。距離が広い=心がオープン(明るい)。
- 短3度(m3):ルートから3フレット先。距離が狭い=心が縮こまる(暗い)。
実際のギター(Cコード)で確認してみましょう。 5弦3フレット(ド)をルートとした場合:
- 4弦2フレット(ミ)を押さえると → Cメジャー(明るい)
- 4弦1フレット(ミ♭)を押さえると → Cmマイナー(暗い)
指をたった1本分、左にズラすだけ。 この**「わずか1フレットのズレ」**が、ハッピーエンドかバッドエンドかを決めているのです。
ギターを手に取って確かめよう
理屈がわかったら、あとは指で覚えるだけです。 Cコードを押さえたまま、中指を浮かせたり押さえたりして、響きが「明るい⇄暗い」と変化するのを感じてみてください。
次回は、この「3度」をあえて省いた、ロック最強の武器「パワーコード」について解説します。
「記事を読んでも、自分の指だと正しい音が鳴っているか不安…」という方は、大倉ギター教室の体験レッスンへ。あなたの音をプロの耳でチェックしますよ。