Line 6 Helixの「後継機」がついに登場!Helix Stadium & XLで何が変わる?徹底解説

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Line 6 Helix Stadium & Stadium XL:待望の後継機がついに発表!

Line 6から、ギタリストやベーシストのサウンドメイキングに革命をもたらすであろう次世代のフラッグシップモデル、「Helix Stadium」と「Helix Stadium XL」が発表されました。これまで多くのプロ・アマチュアプレイヤーに愛されてきたHelixシリーズをさらに進化させたこれらの新製品は、タッチパネルの採用、パワフルなDSP、次世代のモデリング技術、直感的なUIで、あなたの音楽表現を新たな高みへと導きます。

大倉ギター教室でも注目しているこの発表、一体どのような新機能が搭載されているのか、詳しく見ていきましょう!


大倉ギター教室の第一印象:驚きと期待で胸が高鳴る!

今回のHelix Stadium / Stadium XLの発表を聞いて、まず率直に「ついに後継機が来たか!」という驚きと興奮が込み上げてきました。

特に、タッチパネルの採用、そしてHelixとは思えないほどのコンパクトな筐体には非常に驚かされましたね。ギグバッグへの収納やライブでの持ち運びが格段に楽になるのは、プレイヤーにとって大きなメリットでしょう。さらに、音源の分離機能にも注目しており、これが実際にどのような体験をもたらし、練習や楽曲制作にどう活用できるのか、今から非常に期待しています。


Helix Stadium & Stadium XLの基本情報

モデルと発売時期・価格

  • Helix Stadium Floor:
    • 発売予定: 2025年冬
    • 価格: 1,799.00米ドル
  • Helix Stadium XL Floor:
    • 発売予定: 2025年秋
    • 価格: 2,199.00米ドル

予約開始: 6月25日より、オンラインおよび店舗で予約が開始されます。

驚きのサイズと重量

従来のHelix FloorやHelix LTと比較して、大幅な小型化と軽量化を実現し、可搬性が大きく向上しています。

  • Helix Stadium: 従来のHelixから42%の小型化49%の軽量化
  • Helix Stadium XL: 従来のHelixから25%の小型化21%の軽量化

現行Helixシリーズの継続販売

朗報として、既存のHelixモデル(Floor、Rack、LT)は販売終了とはならず、価格を改定して引き続き市場で提供されます。こちらもまだまだアップデートはされるそうです。

  • Helix Floor: 1,299米ドル
  • Helix Rack: 1,399米ドル
  • Helix LT: 899米ドル

現行モデルも非常に優れた製品ですので、予算や必要な機能に応じて幅広い選択肢が用意されることになります。


パフォーマンスと設計思想:Helix Stadiumプラットフォームの核心

Helix Stadiumの心臓部には、Line 6が長年培ってきた技術の粋が結集されています。

圧倒的なオーディオスペックの改善

  • 高ダイナミックレンジ回路: すべてのA/D入力に特許取得済みの高ダイナミックレンジ回路を搭載。ギター入力だけでなく、エフェクトリターンやAUX入力、マイク入力でも驚異的なクリアネスを実現します。
    • インストゥルメント入力で最大126dB、エフェクトリターン/AUX入力で120dB、マイク入力で128dBという非常に高いSN比を誇ります。
  • ヘッドホン出力の再設計: 様々なヘッドホンとの互換性を高めるため、出力が再設計されました。
  • ヘッドルームの向上: 明らかにヘッドルームが増加したことで、既存のHelix/HXプリセットも調整なしでさらに良いサウンドになる可能性があります。

飛躍的な処理能力の向上

新しい浮動小数点アーキテクチャ上で動作する、より強力なDSP、専用GPU、機械学習アクセラレーター、FPGAを搭載。これにより、複雑なモデリングや多数のエフェクトチェーンも余裕で処理し、より豊かな表現を可能にします。

進化した物理設計と接続性

  • Helix Stadium: 従来のHelixと比較して、インストゥルメント入力が1つ、エフェクトループが2つ、デュアルコントロールジャックが1つ追加されています。マイクプリアンプ、SPDIF、USB-CとUSB-Aポート、着脱可能な32GB microSDカード、内蔵電源を搭載し、より柔軟な接続性を提供します。
  • Helix Stadium XL: トレッドル(エクスプレッションペダル)と、従来のHelixの画面よりも視認性の高い高コントラストOLEDスクライブルストリップを搭載。

革新的なサウンドメイキング技術

新世代モデリング「Agora(アゴラ)」

Helix Stadiumの中核をなす「Agora」モデリング技術は、これまでの「HX」をはるかに凌駕するものです。

  • まったく新しいモデリング手法: 単なるHXの強化版ではなく、サブコンポーネントの挙動を詳細に再現する全く新しいアーキテクチャを採用しています。
  • リアルなチューブエミュレーション: 実際の真空管パラメーターを測定し、電源供給との相互作用まで含めてモデリング。配線間の静電容量といった細かなニュアンスまで考慮され、非常にリアルなトランジェントレスポンスを実現します。
  • 新しいアンプモデル群: 発売時には16種類のAgoraギターアンプと6種類のAgoraベースアンプが提供され、今後のファームウェアアップデートでさらに追加予定です。
  • Hype Knob(ハイプノブ): Agoraアンプに搭載される新パラメーターで、サウンドをよりスムーズに、豊かに、パンチの効いたものに、あるいはより寛容なものにするために、内部パラメーターを調整します。

次世代のクローニングエンジン「Proxy(プロキシ)」サウンドキャプチャ

Line 6独自のプロファイリング/キャプチャ機能「Proxy」は、将来のサウンドメイキングに大きな可能性をもたらします。

  • アンプ、キャビネット、エフェクト、信号チェーンのクローニング: 来年初めに導入される予定で、アンプやエフェクトのサウンドをキャプチャし、再現することが可能になります。
  • クラウドベースの処理: ワイヤレスでクラウドにトレーニングデータを送信し、クラウドサーバーの処理能力を活用することで、デバイス上で待つことなく、より高度なモデルトレーニングが行われます。
  • 進化するクローニング技術: ファームウェアやハードウェアに依存せず、クローニング技術自体が継続的に改善される可能性があります。

まだ全貌は明らかになっていませんが、実際に音質のクオリティがどう進化しているか、非常に気になるところですね。


直感的なUI/UXと操作性の向上

Helix Stadiumは、既存のHelixユーザーの操作感を維持しつつ、さらなる改善が施されています。特にタッチパネルの採用は、操作性が格段に向上するポイントとなるでしょう。

よりスムーズな操作体験

  • 直感的なコントロール: 2つのプッシュエンコーダーと5つの専用プッシュボタンが追加され、操作性が向上。
  • タッチと物理操作の融合: タッチスクリーンと物理コントロールの両方を使用できます。
  • 瞬時のパラメーターアクセス: ストンプをタップするだけで、割り当てられたブロックやコントローラー、コマンドに瞬時にジャンプ。
  • 内蔵パラメーター説明: 全てのパラメーターについて、タップするだけでその機能が説明されます。これは初心者にも非常に分かりやすい機能ですね。

革新的な「Focus View」

  • カメラアイコンからアクセスし、各モデルに追加のコンテキストとツールを提供。
  • 多くのアンプ/エフェクトでは、5つのタッチゾーンに記述的な用語(例:クリーン、タイト、ダーティー)が表示され、指をスライドさせるだけでサウンドをモーフィングできます。
  • キャビネットではマイクを3D空間で動かすことができ、EQではカーブを直感的に調整できます。

便利な新機能と改善点

  • プリセットのコンテキストツール: ファクトリープリセットにはその使い方に関するヒントが含まれ、ユーザーは自身のプリセットに役立つ情報(使用楽器、チューニング、再生システムなど)を入力できます。
  • 強化されたフットスイッチモード: フットスイッチ6でよく使う2つのモードを切り替えたり、追加のモードや便利な機能(クリップアクセス、情報、ストップウォッチ、メトロノーム、クイックセーブ、出力ミュート)にアクセスできる「More Footswitch Mode」も搭載。
  • 新しいファイルシステム: 数千のIRをロードしたり、お気に入りをネストされたフォルダーに整理したりできます。
  • セットリスト: プリセットを最大126種類のセットリストに整理可能。プリセットへの変更は、それが含まれるすべてのセットリストに反映されます。
  • 柔軟なMatrix Q Mixer: 各出力(1/4インチ、XLR、ヘッドホン)が完全に独立したモニターミックスに対応し、個別のレベル、パン、ミュート、ソロを調整できます。

進化したコントロールと自動化機能

多彩なコントロールオプション

  • 多様なパラメーターコントロール: ローカルコントローラー(エクスプレッションペダル、スイッチ)、新しいXYコントローラー、将来的にはワイヤレスでスマートフォンからの制御も可能に。
  • コマンドセンター: 外部ギア(MIDIペダル、キーボードパッチ、DMX照明など)を手動で制御するための機能も健在です。
  • ドラムトリガー入力: ドラマーがシステムテンポを設定したり、曲の再生を開始したり、内部/外部のループやドラムマシンをトリガーしたりできます。

新しい自動化エンジン「Showcase(ショーケース)」

ステージ全体を自動的に制御するために設計された「Showcase」は、ライブパフォーマンスのあり方を変える可能性を秘めています。

  • 曲の再生とジャム: 曲をHelix Stadiumにロードし、輸送フットスイッチモードで呼び出すことが可能。
  • イベントオートメーション: 曲のタイムラインにフラグをドラッグしてイベント(スナップショット切り替えなど)をトリガーできるため、フットスイッチ操作なしでパフォーマンスに集中できます。
  • ショーケース機能は非常に面白い機能だと感じます。これが実際にどのように役立つのか、体験するのが楽しみですね。
  • 多様な自動化: アンプ切り替え、MIDI同期、外部ペダル制御、キーボード/ドラムマシンパッチの呼び出し、DMX照明のトリガーなど、様々なアクションを自動化できます。
  • トラックに依存しない動作: オーディオタイムラインがなくても、マーカーにフラグを適用し、単一のスイッチで順次ステップ実行が可能です。

拡張性とアクセサリー:「Nexus(ネクサス)」エコシステム

Line 6独自の新しいモジュラーネットワークプロトコル「Nexus」は、Helix Stadiumの機能をさらに拡張します。

Nexus対応アクセサリー

  • Expand D10: 最初のNexusアクセサリー。Variax、L6 Link、8チャンネル光(ADAT)を介して、オーディオインターフェースへの8チャンネル拡張や、デジタルコンソール/ステージボックス/DAコンバーターへの接続により、Helix Stadiumから最大10個のXLR出力を可能にします。
  • EX2 エクスプレッションペダル: Helix Stadium用に設計された、軽量で堅牢なエクスプレッションペダル。単一のTRSケーブルでプラグアンドプレイ接続が可能で、HX Stompなど他のLine 6製品でも使用できます。
  • Helix Stadium バックパック: ツアーミュージシャンのためにLine 6が設計した専用バックパック。高い防水性、耐衝撃性、そしてUSBパススルーや秘密のコンパートメントなど、移動に便利な工夫が凝らされています。

大倉ギター教室の結論:進化の全貌は「未知数」!しかし期待は高まるばかり

Line 6 Helix StadiumとStadium XLは、単なる既存モデルのアップデートにとどまらず、新しいモデリング技術「Agora」やクローニングエンジン「Proxy」、画期的な自動化機能「Showcase」、そして拡張性を高める「Nexus」プロトコルなど、未来を見据えた革新的な機能を多数搭載しています。

現行Helixとの比較で進化している点は数多くあると感じますが、まだ全貌が明らかになっていない「未知数」な部分も多いのが正直なところです。

もしHelix Stadium / Stadium XLを手に入れることができたら、まず最初にその音色をじっくりと試してみたいですね。そして、非常に興味を持っている新機能のショーケースを実際に活用して、その可能性を探ってみたいと強く感じています。

大倉ギター教室としても、これらの新製品がギタリスト・ベーシストの演奏やサウンドメイキングにどのような影響を与えるのか、非常に楽しみです。今後の続報にも期待しましょう!


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