CANDYのテーマ・アドリブ演奏
元のメロディがわかりやすいように、なるべくシンプルに演奏しています。
コード進行
演奏スタイル(テンポ、リズム)
ミディアムからファーストスウィングで演奏します。
ボサノバのリズムで演奏することもあります。
CANDYのポイント
CANDYは通常KEYがBbで演奏されます。
最初のコードがⅣM7のEbM7から始まるので要注意です。
これで大惨事になった事も何度かあります。
リーモーガンの演奏
セッションではリーモーガンの録音のアレンジで演奏する事があるのでチェックしておきましょう。
リーモーガンのアレンジはドラムの「アートテイラー」をフューチャーリングしています。
ちょっと変わったアレンジでテーマのAメロが終わるたびに4小節のドラムソロが入ります。
なので
A 10小節
A’ 10小節
B 8小節
A” 10小節
の変則になっています。
これはテーマの時のみになり、ソロでは一般的な32小節になります。
CANDYについて
CANDYは1944年に作曲されました。
ジャズスタンダードではちょっと珍しく当時の映画、ミュージカルの曲ではなく
ヒットチャートの曲でした。
作曲、作詞は
Mack David
Alex Kramer
Joan Whitney
の三人が楽譜等にはクレジットされています。
恐らく一番初めに発表された録音です。
CANDYジャズでの演奏
CANDYを勉強するにはリーモーガンの録音は必聴です。
1957年のアルバム「CANDY]からです。
ナットキングコールの歌ってるのも有名です。
この録音でもTpがフューチャーされておりトランぺッターの定番曲になっています。
ボーカリスト「Ella Fitzgerald」はこの曲をバラードで歌っています。
バラードでも凄くあいますね。
ちなみにこのバラードのリズムの事を
「スロースィング」のバラードといいます。
バラードでもスウィング系とイーブン系に大きく分かれるので覚えておいてください。