ジャズギターにお勧めのアンプ(2023年版)

過去記事でも取り上げましたが情報が古くなってきたので最新の情報にアップデートしたいと思います。あくまでも僕自身の意見、感想なので参考程度に読んでもらえると幸いです。

目次

ジャズギターに向いているアンプの条件

やはりクリーントーンが綺麗に出るとゆう点が一番大事です。
後はダイナミクスの表現が得意な方が好まれます。
ライブにも持ち込むことが多いので将来的にでもライブをする事を考えると軽いに越した事はないです。

用途について

ライブ等自宅から持ち出して使用するのか、練習用として使うのかで変わってきます。

音は最高だけど重たすぎる物はちょっとしたライブに持って行くのは現実的ではないです。
最近では軽くても音量もしっかり出ていい音のするアンプはたくさんありますのでそちらを選びましょう。

避けた方が無難な物

後はなるべく避けた方がいいのはそうさが複雑なモデリング系のアンプです。
経験上たくさんのことができるアンプでクリーンがいい感じに鳴ってくれる物は出会ったことがないです。

音色が1〜2色程度のシンプルなものがいいです。

真空管アンプについて

やはり真空管アンプの方が音質面、コンプレッション感で優位性が高く愛用しているミュージシャンが多いのは事実です。デメリットを考えないのなら真空管アンプの方がいいと思います。
しかし昨今の状況から真空管アンプのデメリットも気になってきています。

真空管アンプのデメリット

真空管のメンテナンスが必須(維持費がかかる)
ここ最近の情勢のため真空管が高騰しています。少し前の大体2〜3倍の値段で販売されていて今後も高騰が予想されるので、交換するとかなりの出費になります。
交換頻度は使い方、個体差によりますが半年から3年程でしょうか。
ちなみに教室で使用している真空管アンプは大体半年から1年位で交換しています。

重量が重いものが多い

当然ですが重量も重たいものが多いです。
自宅から持ち出すのは一苦労です。
ライブとかにはよっぽどの事がないと運搬できないと思います。

小さいサイズの物だと大丈夫なのですがそれだとパワーが足りない場合が多いです。

練習にも使えるジャズギター用のおすすめアンプ

現状新品で販売されている物を中心に紹介していきます。
販売終了している物に関しても比較的入手しやすい物に絞りました。

Henriksen (ヘンリクセン)

ここ最近では最強のアンプです。モデルによっては2チャンネルの物もありファンタム供給までできます。
音色は高音が抑えられておりまさにジャズギターとゆう音色です。
オンオフできるツイーターもついていて生鳴り感もしっかりと表現できます。
しかし歪みの音は少し苦手で相性がいい物を見つけるのに苦労すると思います。
値段も最強でサイズが小さいのに20万円オーバーですので価格面ではハードル高いのが難点です。。

  • 重量

約6Kg
サイズも小型で軽量です。持ち運びも想定されていて専用ケースがついてきます。
電車での移動、自転車でも楽々です。

  • 値段

モデルにもよりますが20万円からになります。
中古も中々出てきません

  • 音量
    小型なのに十分な音量が出ます。ドラムが入った編成でも余裕があります。

DV MARK ( ディーブイマーク ) / LITTLE JAZZ,JAZZ12

2モデルのラインナップになっています。
2モデルともに音色の傾向は同じです。12の方が大きいのでその分どっしりとしたサウンドになっています。
用途に応じて選ぶといいです。


少し音色に特徴があってミドルが強調されていて、どんなギターを接続してもいい音を出してくれます。

リバーブに関しても同様ですごく美しいのですが、モジュレーションが少しかかっています。
この辺りが好みが分かれる所でしょうか。

オールドスタイルのギタリストより現代的なギタリストが好む印象です。

  • 重量

LITTLE JAZZ 6.9kg
JAZZ12 7.8Kg

  • 音量

LITTLE JAZZ ドラムが入ると少し物足りないかも
JAZZ12   少し余裕が出てきます。

  • 値段

8万円程度

少し前に比べるとかなり倍近く上がってしまいました。それでもコスパは高い部類だと感じます。

フェンダー系

今回唯一の真空管アンプです。少し大きい会場だと一番使用するギタリストの多い印象です。
販売モデルが多いので今回はジャズギターでよく使用される、代表的なモデルのみの紹介です。

デラックスリバーブ

大きすぎず小さすぎず良いくらいのサイズです。
音量を上げると良い感じに歪んでくれるのですがそこまで上げるケースはほとんどないです。
自宅練習用にもギリギリ使えると思います。

  • 重量

19Kg
流石に重たいです。これを車があっても中々運ぼうとは思いません。

  • 値段

22万円程度、
真空管アンプの名機でこの値段ならまだ許容範囲内だと思います。
真空管の数が多いのでランニングコストは気になります。

  • 音量

Jazzを演奏するには十分すぎるほど出ます。自宅練習でも絞ればなんとか可能です。

プリンストンリバーブ

一番バランスが取れているアンプだと思います。
実はこれのオールドを弾いたことがあるのですが今までで一番のアンプでした。

  • 重量

15Kg
デラリバより少し軽くなってますが持ち運びに関しては少し厳しいと思います。

  • 値段

20万円程度
デラリバとあまり値段が変わらないです。もう少し安くても良いとは思っています。

  • 音量

ライブで使用する場合ドラムの音に負けてしまう場合もありますが大体の場合は大丈夫です。
自宅練習では良い感じの音量です。

Champ

チャンプといってもたくさんの種類のチャンプがあります。今回は現行で販売されているVibro Champ Reverbを紹介します。
フェンダーの小型の真空管アンプです。音量的にも自宅練習用に最適化されていて真空管の数も少ないので練習には最適です。ただ音量を上げるとすぐに歪んでしまうのが難点です。

  • 重量

9.25Kg
真空管アンプでは軽い方ですがそれでもずっしりとしています。

  • 値段

12万円

  • 音量
    自宅練習に最適な音量です。ライブだとドラム入りは厳しく場合によってはソロ、Duo位だと大丈夫です。

ポリトーン

ジャズギタリスト御用達のトランジスタアンプ。オールドスタイルのミュージシャンはストライクだと思います。
ただ現在では生産が終了しており中古の物しかないです。
バリエーションも非常に多くどのモデルを購入して良いのかわからない人は見た目で判断しましょう。
ジャズギタリストに人気が高いのはフロントパネルが金属のではなく、スポンジになっている初期の物です。
後期の物と初期の物では別物のアンプになっているので注意しましょう。
後注意点としたらリバーブが壊れやすいので使えたらラッキー程度に思っておきましょう。
安くで出物を見つけれると買いです。

  • 値段

中古で10万円まで(状態によっては5万円位なら即買い)

  • 音量
  • 十分でます。ただしモデルによっては厳しいかも

ZT AMP ( ゼットティーアンプ ) / Lunchbox Reverb Amp

発売当初は本当にびっくりしました。すごく小さいのに音量がデカすぎました。
音質もそれなりに使えます。
このアンプのすごい事はめちゃくちゃ小型なのにしっかりと音量が出る事です。
現行ではリバーブ付きのモデルのみ販売されているようです。
旧型はリバーブなしで200W
新型はリバーブありで100W

新型は弾いた事ないので正直未知数です。

  • 重量

4.3Kg
軽すぎます。カバンに入るくらい小型で移動も楽々です。

  • 値段

60000円代

  • 音量
    新型は弾いたことないので未知数ですが旧型ではドラムがいてても十分でした。
    ただスピーカーが小さいので音圧は少し足りない感じがします。

Quilter ( クイルター ) 

あまり有名ではないのですが海外ジャズギタリストはよく自宅で使用している印象があります。
基本的にはヘッドアンプなのですがキャビとセットでの商品もあります。
音色的には101-REVERBモデルはフェンダーの音色に近く暖かいクリーントーンです。
中々実機を販売している店舗が少ないですが見つけたら是非チェックしてみてください。

  • 重量

900g
デジタルヘッドアンプなのでめちゃくちゃ軽いです。キャビまで持って行くと大変なのでキャビのある会場にヘッドのみ持って行くのはいいと思います。

  • 値段

80000円程度
このメーカもかなり値上がりしました。

  • 音量

十分すぎるほど出ます。デジタルアンプなので小音量も得意です。

アンシュミ+モニタースピーカー(自宅おすすめ)

自宅練習環境でもコスパ良く最強の組み合わせだと思います。
中途半端な機材を買うよりもよっぽど汎用性が高く音質、コスパがいいです。
使用するアンシュミは

  • ストライモン/イリジウム
  • UAFX/Dream65

この2択になると思います。
これに好きなモニタースピーカー、簡易PAを接続します。
欠点としたらしっかりとしたスピーカーに繋がないとあまり効果を実感できない所だと思います。

僕自身ライブにアンプを持って行かない場合は必ずイリジウムを持って行っています。
とりあえず使わなくても持って行けば会場のアンプが最悪でもなんとかなります。

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