ジャズのジャムセッションの基礎知識(後編)

前回の記事の続きです。

楽器のセッティングが終わりました。
ここで「曲何しますか」って聞かれる場合が多いです。
もし聞かれたらやりたい曲を伝えて下さい。

その時に曲のテンポ、リズムの種類を伝えます。

ギタリストやフロントでテーマをとる場合は

ピアニストにイントロを頼む。
自分でイントロを出す。
カウントで始める。

主にこの三種類の出だしがあります。

これも同時に伝えるといいでしょう。

演奏がはじまります。

演奏の基本的な流れ書いて行きます

・曲のメロディ、テーマを演奏します。

・ソロを回す。

・最後にまた曲のメロディ、テーマを演奏。

簡単に流れを書くとこんな感じです。

具体的には
・曲をコール(選曲)した人がテーマを取ることが多いです。

・ソロの回す順番

ソロの回す順番ですがなかなか最初は分からないと思いますが暗黙のルールがあります。

順番は

テーマを取った人→管楽器→ギター→ピアノ→ベース→ドラムとの4バース→テーマに戻る

基本的にはこのような順番で回していきます。
曲によってはベース、ドラムのソロは回さない時もあります。

順番もこれが一番基本なのですがいきなりベースソロってのもあったりします。
この辺りは慣れるのが一番でしょう。

4バースとは?

ドラムのソロの時に4バースとゆう物を行う時が多いです。
これは簡単に説明すると
管楽器やギターが4小節のソロ→ドラム4小節のソロを取るといった感じで進行していきます。

これも良くある例としては
最初にソロを取った人が4小節弾く→ドラム4小節→次にソロを取った人が4小節弾く→ドラム4小節と進行していきます。

一番多いパターンとしてはピアノまで回してまた最初の人に戻るパターンが多いです。

もちろんこの時も曲はサイズ通り(主に32小節)です。

その他のやり方としては8バース、コーラスソロがあります。

8バースは4バースと同じ様に回るのですが最初の人が4小節ソロを取るところを8小節取る所から始まります。

その後に4バースになる場合が多いです。

・4バースにするか8バースにするか

これは最初にソロをする人が決めてしまっていいのですが早めの曲をだと8バース、ミディアムだと4バースになります。

・バラードの時の演奏

あまりセッションでは演奏しないですが歌物とかで演奏する機会が多いです。

バラードの場合はあまりソロを回したりしないです。

具体的な例をあげます。

歌物で編成が
vo.pf.ba.dr
だと仮定します。

まず歌で1コーラス歌います。
この場合管楽器、ギターが居てないのでピアニストが半コーラスソロをします。

半分の所からボーカルが入るってのが多いです。

ベースにソロが回る事はあまりないです。
ドラムはまず無いと思っていいです。

ざっとセッションの流れを説明しましたがとにかく一度経験してみるのが一番だと思います。

僕自身もセッションホストもしているので一度ドアを開けてみて下さい。

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