【ジャズギタリスト必見】Moffa Guitarの選び方と購入のポイント完全ガイド

現代ジャズギタリストがこぞって使用するmoffa guitarについて公開限りまとめてみました。

実際に僕自身現在2本オーダーしていて頻繁にやり取りを行なっています。

目次

Moffa Guitarとは

イタリアの弦楽器製作者 Nico Moffa が設立したギターブランドです。

主にジャズミュージシャンのためにギターを製作しています。
メインはフルアコ、セミアコ、最近ではよりソリッドに近いエレキギターのオーダーも受け付けています。

伝統的な形のギターではなく、新しい現在のジャズギターシーンにマッチしたギターを目指して設計、製作を行なっています。
一方でヴァイオリンの製作にルーツがある方なので伝統的なヴァイオリンの塗装方法をギターに応用しており非常に美しいギターを数多く手掛けています。

代表的なモデル

Moffa Guitarは同じモデルでもサイズ違い、カッタウェイ違い、様々な構造で製作できるため全ての組み合わせを考えると膨大なモデルのバリエーションがあります。
ですので全てを見た目等で判断することは難しいです。
オーダーする時は製作者のNicoに相談するといいでしょう。丁寧に色々なアイデアを提案してくれます。

近年ではエレクトリックラインにも力を入れておりさらにモデルが増えています。

Maestro

Moffa Guitarで最もトラディショナルなタイプ。
16.17.18インチモデルがあります。

Mithra

14.5インチのシングルカッタウェイの小ぶりなモデルです。
このギターも使用している人が多いです。

Maryan

16,15インチの非対称なモデル。
シングルカッタウェイ、ダブルカッタウェイが選択できます。

Lorraine

体感では一番moffa guitarでは売れ筋のモデルだと感じます。
ES335を非対称な形にしたようなデザインです。
15,13.5インチの二種類があります。
13.5インチのモデルはセミソリッドのみになります。

Armonia

ヘッドレスが選択できるモデルです。
フラットトップ、アーチトップが選択できソリッド、セミソリッドで製作されます。
オプション次第で同じモデルに見えなくなるので判別が難しいです。

Hera

ヘッドレスが選択できるモデルです。数少ないセミアコヘッドレスなので貴重なモデルです。
通常のヘッドレスとは違う構造を採用していて、Nico言わくヘッドレスの弱点のソリッドになる感じを解消できているそうです。

楽器構造

moffa guitarではモデルによって4種類のボディ構造があります。

SUPER ACUSTIC

最も大きな音の出るタイプです。アコースティックギターに近い構造になっています。

HOLLOW

いわゆるフルアコです。

SEMI HOLLOW

くり抜いたボディにtop材で蓋をするような構造です。

SEMISOLID

くり抜いたボディにtop材で蓋をするような構造です。
テレキャスターのシンラインに近い構造です

SOLID

くり抜いていない普通のエレキギターの構造です。

購入、オーダーの仕方

日本国内の楽器店でも年に数本は販売されていますが、基本的には直接オーダーするといいです。

オーダーの流れ

まずは一度メールを送ってみましょう。
基本英語で大丈夫です。僕は英語があまり得意ではないので翻訳ソフトを使用しています。
ソフトを使用する際は最初に翻訳ソフトを使っていると言っておいた方がいいでしょう。

メールの返信はやはりイタリア人なので基本遅いです。早いと当日、内容によったら忘れた頃、1ヶ月位経ってから返信があったりします。

支払い方法

基本的には3回に分けて支払いを行います。

1回目、順番待ちのリストに加えてもらう時
2回目、楽器の製作に入る時
3回目、完成後、発送前

1,2回目は1500ユーロ
3回目は1,2回目の支払いの差額となります。

銀行からの海外送金が基本です。
PayPalも使用できるようですが、手数料が高すぎるとの事で銀行からの送金ができなかった時の最終手段で考えておくといいでしょう。

銀行に海外送金の手続き時にMoffa Guitar からの請求書があれば比較的スムーズに話が進みます。

待ち時間

現在おおよそ3年位と言ってました。これ以上オーダーが入るとオーダーストップする可能性があります。

値段

モデル、構造、オプション、塗装の種類によってかなりの幅があります。
最安で50万くらいから、通常の箱物で100万前後は考えてた方がいいでしょう。

使用ギタリスト

gilad hekselman、Kurt Rosenwinkel、Wolfgang Muthspiel、Tom Ollendorff、Lorenzo Cominoliをはじめ現代のジャズギタリストがこぞって使用しています。

特にヨーロッパ系のギタリストが多いのも特徴的です。

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