エレキギターを購入してもギターアンプがないとしっかりとした音が出ないので、魅力も半減してします。
ここでは初心者にお勧めのアンプ、練習用ギターアンプの選ぶコツについて解説していきます。
ギター初心者のにもオススメできるギターアンプの条件
ギターを購入し予算が厳しい場合は格安のアンプでも問題ないです。
最近では1万円以内でも購入できるアンプはたくさんあります。
1万円までのギターアンプ
1万円以下の格安アンプの場合はどれを購入していいか悩んだら、
どのメーカーも音質的には大差ないので、見た目等直感で選んでしまいましょう。
個人的なオススメは
「VOX」の「 PATHFINDER10」
ただ1万円切るものは、あまりいい音が出ずにすぐに嫌になって買い換える人もよくいてます。
3万円くらいまでのおすすめアンプ
この価格帯になってくると音質、機能面も良くなってきます。
この価格帯の特徴としてデジタルアンプで多機能な物が中心になってます。
おすすめアンプ(3万円まで)
KATANA-50 MkII
日本の老舗エフェクターブランド『BOSS』から発売されているアンプです。
エフェクター、アンプ部分はエフェクターブランドならではの高音質な設計。
恐らくBossのエフェクターから転用している技術も多いと思います。
スピーカーは12インチの物を搭載しており、迫力のある余裕のある音色を出力できます。
もちろん小さい音でもいい音が出るようにPOWER CONTROL機能を搭載。
THR5 V.2 ギターアンプ
2代目のTHRシリーズになります。僕自身初代のTHRを所有しているのですが本当に自宅練習に最適化されているアンプだと感じます。
音質は良くて当たり前でこのアンプの特徴は
外部入力、コンパクトなデザインが素晴らしいです。
AUX端子からスマホ等で音楽を再生できるのですが、そこらのPC用スピーカーより遥かに良い音で再生してくれます。
サイズ、デザインも卓上に置いても邪魔にならず、ちょっとした練習に最適です。
僕自身は自宅の机に置いて使用しています。
MARSHALL ( マーシャル ) / MG30FX
憧れのマーシャルの音が出ます。
エフェクトもリバーブ、ディレイ、コーラス、フェイザー、フランジャー、オクターバーが搭載されているのでこれ一台で十分です
歪みは4チェンネルに分かれていて、クリーン/クランチ/OD1/OD2のモードがあります。
マーシャル好きな人はこれ一択です。

FENDER ( フェンダー ) / Mustang LT25
フェンダーの最新式の練習用アンプです。
歪みはもちろん過去のフェンダーの名器の音色を再現していてクリーン系に強みがあるアンプです。
もちろんエフェクターも沢山入ってます。
ギターアンプのスペックの見方、解説
ある程度予算があると選択肢も増えてきて、音質、機能も充実してきます。
それでは早速見ていきましょう。
と言いたい所ですが、よく通販のサイトとかで、ギターアンプのページには以下のような説明がされています。
とある商品のスペック紹介です。(ちなみに初心者がよく購入するであろう商品です。)
- ■ギターアンプ、コンボタイプ
- ■出力:20W
- ■スピーカー:8″×1Fenderスペシャルデザイン
- ■12通りのトーンバリエーション
- クリーン/オーバードライブ・スイッチを搭載し、2つのサウンドを瞬時に切り替え可能
- ■エフェクト: 20 Amp Models, 25 Effects, 50 Presets (30 Pre-Loaded, 20 Easily Accessible)
- ■リバーブ、コーラス、トレモロ等10種類以上のエフェクトタイプを内蔵
- ■ヘッドフォン端子、AUX入力端子装備
- ■寸法:35W×32.5H×19Dcm、5.4kg
と書いてあるのですが初心者には全く何を表しているのかわからないと思います。
この項目を一つずつ解説したいと思います。
1.アンプタイプ
まずアンプの構成は3つの部分に分かれています。
- プリアンプ部分
主に音色を作る役割 - パワーアンプ部分
音を増幅しボリュームを決定する部分 - スピーカー、キャビネット
音の出るスピーカー、キャビネットはスピーカーとスピーカーの入ってる箱を指しています。
コンボアンプ
コンボアンプはアンプ一つで3つの部分全て入っていて一台で音が出ます
初心者用の安価なアンプはほぼこのタイプになっています。
まずはコンボタイプのアンプを購入しましょう。
スタックアンプ
アンプヘッド部分とキャビネット部分に分かれてるタイプ。
よくスタジオ等に置いてあるマーシャルとかがこれにあたります。基本的には大型の物が多いので自宅の練習には向いていません。
2.アンプの出力
W(ワット)数で表記されています。
アンプの種類によって同じW数でも音量が全然違うので中々参考にするのが難しいです。
- トランジスタ、デジタルなら30W
- 真空管なら5W
位が自宅で使用しやすい出力だと思います。
ただしアンプによって実際の音量が異なるので参考程度にしましょう。
3.スピーカーの種類
細かく言えばキリがないのですが、小型アンプなら8インチ位までのアンプが多いです。
ここはあまり気にしなくて良いです。
セレッション、エミネンス等のスピーカーが搭載されている機種もあります。この辺りのスピーカーが使用されているとノーブランドのスピーカーがついている物よりは良い音がするものが多いです。
4.選択できる音色の種類
このスペック表記では何を意味しているのかあまり分かりませんが、恐らくアンプタイプを指しているのだと思います。
ここらへんの音色の種類の表記は5.6.7と重複している部分で分かりにくくなっています。
要するに沢山の音色が出せますとアピールしています。
沢山の音色が出せるアンプにありがちなのは、どれもクオリティが良くないので結局あまり使わなくなります。
5.クリーン、歪みの切り替え
歪みの音とクリーンの音を簡単に切り替えるスイッチがついています。このスイッチは使いやすいので重要です。
6.内蔵エフェクター、アンプモデル、プリセットの数
このモデルでは「20 Amp Models, 25 Effects, 50 Presets」
と書いてあるので
- 20種類のアンプ
- 25個のエフェクタータイプ
- 50個までプリセット(メモリー)可能
沢山の音色が出せる事を書いています。
7.内蔵エフェクターの種類
リバーブ、コーラス、トレモロ等10種類以上のエフェクトタイプを内蔵とあるので
- リバーブ
- コーラス
- トレモロ
このほか10種類以上エフェクターが入ってると書いています。
個人的にはアンプにはリバーブ以外必要ではないと思います。
ちなみに最近のデジタル系のアンプにはほとんどの機種で沢山のエフェクターが搭載されています。
昔はリバーブくらいしか搭載されていなかったので良い時代になったもんです。
8.接続端子の説明
- AUX端子
外部入力端子、主に外部のCD等の音楽を再生しながら練習できます。メトロノームをつなげる事が多いです。 - ヘッドフォン端子
あまり大きな音の出せない環境での自宅練習には必須の機能です。
ここにヘッドフォンを接続すると、ほとんどの機種がスピーカーからの音が出なくなります。
9.アンプのサイズ
アンプ本体の大きさを表しています。
設置場所に合して参考にしましょう。